考えたこと2

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クラシックEV
ずっと見ているクラシックカーのレストアの番組がある。
クラシックカー・ディラーズという番組。
もともとはイギリスの番組だが、今はアメリカに整備工場を作ってやっている。

アメリカにもクラシックカーは多く、それを手に入れてレストアして売るという番組だ。
今日見ていたら、マセラッティのヴィトルボという80年代のクルマが出てきた。
お金持ちの夫が改造していたようで、彼が亡くなったので番組に寄付するという殊勝な未亡人があげる、という。
タダで貰うのは悪いので、クルーズ旅行をプレゼントして、代わりにマセラッティを譲り受けた。

なんと、そのクルマはEV(電気自動車)だった。
電動フォークリフトのモーターと鉛バッテリーを使って、昔に改造されたもの。

見ていると、アメリカのEVの市場はぼくらの想像以上に広がっているようだ。
専門の業者がいて、クラシックカーを電気自動車に改造する方法を伝授してくれる。
3次元で座標を入れる機械を使って、モーターを入れるためのスペースを割り出し、中に入れる。
カリフォルニアのEV規制のおかげで、電気自動車が増え、中古のモーターやリチウムイオンバッテリーが出回っている。
約200万円ほどで、マセラッティは2つのモーターを使うリチウムイオン電池で動く電気自動車に生まれ変わった。
80年代に売られたときよりも速い。

モーターはエンジンと違って、いきなり最大トルクが出るから、ギアは必要ないらしい。
番組の中では3速のままで発進も停止もしていた。
アイドリングもないので、クラッチは痛まない。

家庭で充電して走る。
アメリカでは電気代はかなり安そうだった。
190kmの航続距離の充電にかかる電気代は4ドル、と言っていた。

エンジンと比べてモーターは小さいし、制御機器を含めても十分にボンネットに入る。
ただ、電池の置き場がないので、トランクは電池で一杯になる。
それでも、通勤に使うのなら十分使える。
渋滞していてもEVレーンを走っていけるのでラクチンだ。

カリフォルニアはそういう政策誘導がうまい。
世界で一番EVがたくさん走っている地域だろう。
それらを見て、自動車メーカーは電気自動車への対応を進めている。

自宅での充電ということなら、アメリカの住宅はガレージが家の中にあるところが多いので、やりやすい。
これからこの番組でも電気自動車が増えるんだろうか。

複雑な心境だ…。

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