考えたこと2

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キョロ充
「リア充」という言葉がある。
これは比較的よく聞くようになった。
これは、リアルが充実している、という意味であり、「現実の生活が充実している」ということだ。
ネットでは活発に動いているように見えるが、現実の世界では充実していないという場合、「非リア充」という。
えてして、リア充な人はネットは不活発なことが多いらしい。

この「リア充」によく似た言葉で、「キョロ充」というのがあるという。
こないだ次男に聞いた。
これは「常に人の目を気にしながらも自分にはリア充グループの一員であるというアイデンティティに支えられ、大学生活が充実していると感じている人間」らしい。

キョロ充の特徴は、「学校の教室や食堂などで、自分の知り合いや顔見知りがいないかどうか、キョロキョロと常にあたりを見回すような行動が見られる。1人で学食を食べることはこの上ない恥だと感じており、そんな自分を誰か知り合いに見られはしないかと、強い恐怖心や強迫観念を抱いている」とある。

どうも、自分ではリア充だと思っているが、本当のリア充の人はボッチでも別に気にせずご飯を食べるのに対して、キョロ充の人は、そういう自信がないということらしい。
似非リア充、という感じだろう。

リア充にはリア友(ネット上ではなく現実にいる友だち)が必須という。
それはそうだろう。
ネットなどない時代は、リアルしかなかったから、そんな言葉もなかった。
友だちが多いか、少ないかだったと思う。
全く友だちがいない、という人はあまりいなかったと思う。

ネットができたから、こういうことが起こるんだろう。
「充」という漢字がつく言葉には他に「ネト充」とか、「オタ充」とかがある。
ネト充はネットの生活を充分に楽しんでいる人で、オタ充はオタクの生活を充分楽しんでいる人、ということだ。

インターネット関連のスラングは多い。
それだけ、生活への影響が大きいということだ。
すでに若い人たちはテレビよりもネットという人も多い。

ぼくの若い頃はテレビの時代だった。
でも、それはあくまで片側通行のメディアだった。
だから、いくらテレビっ子と言われても、自分が入り込むことはなかったし、それをリアルな友だちと共有することができた。

しかし、インターネットの時代は、双方向でネット上に友だちを作ることもできるし、それだけのめり込むこともできる。
中毒性もテレビよりも強いだろう。
おまけに、あらゆる話題があるから、同じネットといっても人によって違う。

そういう背景から、リア充やキョロ充という言葉が出てきたんだろう。

もう後戻りはできないなあ。

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