考えたこと2

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トラベラーズチェック
知らなかったが、いつの間にかトラベラーズチェックというものがなくなっていた。
ぼくが会社の出張で、初めて海外に行ったときには持って行った。
現地の銀行で、現地通貨に変えてもらった覚えがある。
あれは1980年代だった。

留学のサイトによると、2014年の3月に、最後まで残っていたアメリカン・エクスプレスのトラベラーズチェックが廃止されたとのこと。
もう時代はクレジットカードの時代になっている。
そういえば、ぼくが会社をやめた2004年当時でも、海外出張はカードだけで行くという状況だった。
レートを気にしないのなら、欧米なら現地通貨を持たずに行くような状況だったと思う。

そう思うと、海外旅行の敷居はずいぶん下がった。
少なくとも、お金の面では普通の国に行くときでも、ほとんど気にしなくてよくなったと思う。
昔はそれこそ日本円をトラベラーズチェックに換えて、それをまた現地で現金に換えるというようなことをしていた。

ことほどさように、80年代の海外出張は大変だった。
だからこそ、出張する人を部署総出で空港に見送りに行ったり、出迎えに行ったりした。
今なら考えられない。

たしかに、グローバル化は進んだと実感する。
海外は近い所になり、どんどん日本のものが売れた。
そして、貿易摩擦を緩和するためや、安い労働力を求めて多くの製造業が出ていった。

ぼくのサラリーマン時代は、そのグローバル化がダイナミックに動いていた時代だった。
勤めていた会社は自動車関係だったから、本当にその動きの中で仕事をした。
80年代といえば、日本の自動車産業がアメリカに工場を作り出した時期。
それこそ、ある時期は日本語よりも英語をたくさん書いていた。
夜中まで会社に残って、アメリカのスタッフと電話会議をしたこともある。
90年代に入ると、それらがどんどん本格化していった。
英語で東海岸、西海岸でプレゼンをして回るというようなこともやった。
あれは震災の時だったなあ。

本当に忙しかった。
あんな風に働くなど、もうできないだろう。
コンプライアンスなどという言葉がなかった頃だ。
それでも、今思いだすと、楽しかったと思う。

嫌なことは忘れてしまう。

トラベラーズチェックでそんなことを思い出した。


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