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2017.01.22 Sunday
新たな貧困ビジネス
今日駅前でティッシュを配っていた。
コミックインターネットカフェの宣伝。 新たにオープンする店だ。 こないだまで飲み屋だったところが廃業し、新装できたというところ。 ティッシュを見ると、4つの宣伝が書いてある。 「みんなで遊べるリビングルーム 女性専用エリア シャワールーム完備(有料) ソフトクリーム食べ放題」 もちろん、コミックインターネットカフェだから、インターネットの接続とマンガの読み放題は値段に入っている。 このティッシュを持っていくと、入会金が無料になり、ブース料金が半額になる、という特典がある。 料金が出ていないので調べてみると3時間で953円、12時間で2191円だった。 夜8時以降の8時間なら、1429円。 12時に入って、朝の8時に出たら、1500円ほどでOKということだ。 カラオケルームもあるし、ダーツやビリヤードもできる。 これはワーキングプアの人たちや若いサラリーマン、大学生たちの新たな宿泊所ということなんだろう。 女性専用エリアもあり、みんなで遊べるリビングルームもあり、至れり尽くせりだ。 シャワーもお金を出したら使える。 これでまた、新たなたまり場ができる。 ネットカフェ難民という言葉もあった。 しかし、スマホが普及し、わざわざ行こうという人は減少しているという。 それを埋めるべく、高齢者を取り込もうとしているのが現状らしい。 だから、ぼくにもティッシュを渡してくれたのかもしれない。 シニア割引をしているチェーン店もあるらしい。 主に昼間の利用だろう。 外国人の宿不足のニーズもある。 それを取り込むことも考えているとのこと。 ゆっくり眠れはしないだろうが、若い人たちにはいい宿泊所だ。 高齢者にとっては、いい昼間の時間潰しの場所になる。 これも形を変えた価格破壊だろう。 コンビニがコーヒーやドーナツなどを安価に出して、スタバやミスドの客を取っていったように、カラオケボックスやカプセルホテルから客を奪っていくのだろう。 これでは、なかなかデフレは止まらない。 |
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