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2017.01.16 Monday
バイクの進化
ホンダが倒れないバイクを発表した。
二足歩行ロボットのAsimoなどの技術を応用したとのこと。 デモの動画を見たが、本当に倒れない。 基本的に自立するためのジャイロの組み込みや、ハンドルを細かく制御すること、キャスター角を可変にすることなど、色々な仕組みが盛り込まれているようだ。 バイクという乗り物は、自転車と同じく走っているときは安定しているが、低速では簡単にコケる。 ライダーの高齢化などに伴って「自立するバイク」というニーズも出てくるのかもしれない。 動画の一つには、人間についていくモードも示されていた。 クルマの自動運転の技術をバイクに応用したのだろう。 このバイクが、モーターショーではなく、ラスベガスで開催された家電見本市で展示されたというのも大きい。 二輪関係者にバイクとしての出来を見せるのではなく、家電業界にロボティクス技術を見てほしいということだ。 そういえば、ホンダは自立する一輪車も発表している。 行きたい方向に身体を傾ければ、そちらに進むというもの。 将来は車椅子の代わりになるかもしれない。 電池の技術が進み、コンパクトな充電電池が大きな電力を持てるようになってきた。 モーターと自立の技術で新しい乗り物も出てくるかもしれない。 人は自由にいろんなところに行けるようになることで、自由な考え方を得たのだと思う。 今回のバイクの進化が、新しいモビリティの可能性を拓くかもしれない。 |
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