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2017.01.04 Wednesday
のべつ
正月に息子や姪と話していて、「のべつ」というのが通じない。
「のべつ幕なし」の「のべつ」だ。 どんな話だったか忘れたが、「のべつ○○してんの?」というような言い方だったと思う。 特に中学生の姪は「?」という顔をしていた。 ぼくは普通に「のべつ○○する」という言い方をする。 しかし、若い人たちにその意味がわからないとは思わなかった。 「のべつ幕なし」という言葉も知ってはいるがそんなに使わないようだ。 「のべつ幕なし」の意味を見てみると、「のべつ幕なしは、同義語を重ねて強調した言葉である。 「のべつ」は「述べる」の「のべ」に助動詞「つ」が付いた語で、絶え間なく続くさまを意味し、「幕なし」は芝居で幕を引かずに演じ続けることを意味する。 「絶え間なく」といった意味の「延べつに」は、江戸時代から見られるが、「のべつ幕なし」の用法は明治以後から見られる。」とある。 たしかに、「のべつ」を独立させて使う用法はあまり一般的ではないかもしれない。 それでも、「のべつしゃべっている」というと、いつもしゃべっている、という意味だと思う。 「のべつ書いている」というと、いつも書いている、という意味だと思う。 そういう意味のつもりで使っているのだが、全くわからないという。 日本語は変わっていく。 ぼくの年代なら、「のべつ○○する」という言い方をすると思うのだが…。 みなさんどうですか? |
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