考えたこと2

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Happy Holidays!
最近はアメリカではクリスマスに「メリークリスマス」を使わない方針になった。
クリスマスというのは、キリストのミサという意味になる。
特定の宗教に関係するということで、それならメリークリスマスをやめて、ハッピーホリディズに変えよう、ということだ。
休むのはいいけど、キリスト教以外の人はどうしてくれる、ということだろう。

こないだテレビを見ていたら、まさに「ハッピーホリディズ」と言っていた。

前にも書いたが、これはPolitically Correct(ポリコレ)ではないということで、政治的に言い換えたのだ。
スチュワーデスがキャビンアテンダントになったのも、「何とかman」が「何とかperson」になったのも、「太った人」を「重力に挑戦する人」というのも、みんなポリコレだ。

それらの動きに疲れた人が、トランプを支持したということらしい。
「ハッピーホリディズ」ではなくて、「メリークリスマス」でいいではないか、ということだ。
それは伝統的なアメリカの価値だったはずだ。
移民がたくさん入ってきても、国の伝統は変えられない、という人の不満が爆発したのだろう。
その気持はよくわかる。
人間、理屈だけでは動けない。どんどん窮屈になってくる。

宗教と民族の問題はややこしい。
特に移民で成り立っているアメリカなど、それが先鋭化するだろう。
どこかの州では移民が増えこの州の国語はどれなのか、ということも問題になったりした。
それらに対して、民主党政権は「政治的な正しさ」を追求してきた。
共和党も同じような動きをしていたのだろう。
それらを破ったのがトランプだ、という。

ワシントンの政治家たちに任せていられない、ケッタイな事も言ってはいるが、今までの政治家とは全く違う人に任せてみようという人たちが彼を支持をした、ということだ。

これからの世界は、宗教と民族の時代に戻ると思う。

ぼくらは冷戦の時代に育ったから、西と東しかなかったが、これからはもっと複雑だ。

これからは、大変だろうなあ。





| | 考えたこと | 01:00 | comments(2) | trackbacks(0) |

コメント
結局、宗教と民族の時代というになるでしょうね。
思い返すと、東西冷戦構造が崩れた後、ファウンド資本主義が暴走してリーマンではじけ、その影響で欧州でもギリシャ、スペイン、ハンガリー、アイスランド等々、破たん状態になりみんな仕事もお金もなくなりましたね。
一方では民主主義国家をとか言って、中東でイラン戦争に突入。うまくいかずに引き上げた結果、無法地帯に高性能の兵器でのテロリスト集団を生み出し、破たん国家シリアの大量難民発生にもつながりました。それがまた異民族として欧州に流入。
経済的破たんと民族人種宗教。アメリカでも同じ構造。思えば冷戦体制後の大きな時代のうねり、影響が、今頃吹き出している感じもします。
| sandasun | 2016/12/31 11:23 AM |

第2次大戦を知っている人がどんどんいなくなって、二度と大きな戦争はしたらいけない、と身をもって思う人が減ってくるのが恐いですね。
もっと戦地での戦争体験者に語ってほしかったです。
単なる「戦争はダメだ」という意見ではないものを。

| suzy | 2016/12/31 7:54 PM |

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