考えたこと2

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多死社会
世にいう少子高齢化というのは、つまり多死社会ということだ。
今までよりも多くの人が死ぬ。
そのせいで、焼き場が混んでいるらしい。
日経ビジネスに記事が出ていた。

首都圏では、葬式をしないで火葬してしまうという人が年々増えているとのこと。
何でも火葬の1週間待ちは当たり前ということらしい。
葬儀社が先取りして抑えておくということもあるとのこと。
旅行者が飛行機を予約しておくようなものだ。

いろいろと大変だ。
死ぬのも楽ではない。
もちろん、死ぬ方は火葬の手配などできないから、残された家族がすることになる。
首都圏は人口が多いから、年寄りも多く、火葬が間に合わない。
阪神間はまだそこまでいかないんだろう。

首都圏で焼き場が混むのは、葬式をせずに直に火葬して、お別れもするから時間がかかるというような事情もあるらしい。
葬式をせずに、直に火葬ということならお寺は商売上がったりだが、時代はそうなってきている。
戒名などはどうしているんだろうか。
自分で適当に付けているんだろうか。
別に要らないと思う人が直葬をやっているのか。

ウチの祖母や父はやっぱりお墓をちゃんとしようと思っていた。
広島の三次というところにあった墓を神戸に持ってきて、祖母と祖父、そして自分が入る墓を神戸の山奥に買った。
母もそこに入るつもりだと思う。

墓のない人生ははかない人生だ、というCMがあったが、墓があってもややこしい。
墓を買うと墓地に行かないといけなくなる。
彼岸のたびに墓参りしないといけない。
ぼくは、そういうことをしないといけないという気はある。
小学校のころ、母方の祖父のお墓参りにいつも行っていた。
でも、息子の世代はそうではないと思うから、難しいと思う。
せめて交通の便がいいところにしたらいい、などと考える。

もし墓を作らないとすれば、焼き場に全部骨を置いて帰るのだろうか。
それでもいいとは思う。
ややこしい骨壷など、ない方がスッキリしていい。

どのみち、会ったことがある世代までしか墓参りなどしないだろう。
いずれ忘れられていく。
会ったことがない、戦死した祖父など墓参りしても感慨はない。
その人がいなければ、自分は存在しないのは事実だが、会ったことがないものは難しい。

結局、生まれて、そして死ぬ。
それでいいのだ。

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