考えたこと2

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小学校は大事2
小学校、中学校で学ぶのは学びの基本。
文章を読み、計算をする。
一般的な常識の部分の知識をつけるための基礎。
そこができないと、生涯学習などできない。
これからの時代は、一つの仕事について、一生そこで頑張るという時代ではない。
どんどん変化する時代。
人工知能など新しい技術が仕事のあり方を変える可能性がある。
その時に、仕事を変わるためのスキル、それは小中学校で学ぶ学力の基礎の部分にあるのではないか。
そういう意味ではとてもお寒い。

東ロボ君(人工知能で東大を合格させる)プロジェクトをやっている新井教授が「中高生も、AIと同様に教科書や問題文が読めていないのでは」という懸念をもとに、全国1万5000人の中高校生を対象として「日本語の文を読んで意味が理解できているか」という調査を2015年から開始している。

その中で、「メジャーリーグの選手のうち、28%はアメリカ以外の出身。その中ではドミニカが一番多く、約35%」という文章を読んで、それを表す円グラフを4つの中から選ぶという問題の正答率を見てびっくりした。
中学生(全国284名)が13%、高校生(全国182名)が30%である。
4択だから、確率的には正答率は25%。中学生はそれを下回る結果。

こういう資料は会社でもよくある。
たいがい会議で出てくるのはこの手の資料。
最近はエクセルがあるから簡単にグラフが作れる。

グラフの構成比を説明すると、問題文のようになる。
果たして中学や高校でこの問題がわからなかった生徒は、その説明がわかるんだろうか。

こういうことは人工知能は得意。
というか、人間よりも正確だ。
となると、人工知能がグラフの説明をして、聞いている人間がわからない、ということもあり得る。

荒井教授の懸念はまことにその通りだ。
こういう事実はいろいろと出されているが、文科省や教育委員会などが有効な対策をしているという記事は見ない。

これからはいろんなことが数値化され、解析される時代。
クラウドとか、ビッグデーターとかいう時代だ。

来るべき時代に、どういう教育が必要なのか。
分数ができない大学生、という本が出たのは十数年前。
今回の入試改革にそれは盛り込まれたんだろうか。

データーサイエンティストが最もセクシーな職業だ、と言われている時代。
もう少し数字に対するリテラシーを上げるべきだと思う。

英語でも、プログラミングでもなく、それが必要だとぼくは思う。

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