考えたこと2

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雑談ロボット
人と雑談ができるロボットというのはニーズがあると思う。

まず、認知症対策。
話すのが好きな人はボケないという。
会話は頭の活性化になる。
だから、一人暮らしになっても雑談ロボットがいればボケにくいだろう。

もう一つ、居眠り運転の防止。
ハンドルのない車で自動運転なら寝ていてもOKだが、そこまではなかなかいかない。
やっぱり運転席での居眠りは避けたい。
ぼくの経験では、一番居眠りに効果があるのは誰かと話すこと。
二人乗って話していれば、まず寝ない。
そこにも雑談ロボットは有用だ。

考えてみると、雑談というのはコンピューターには難しい。
雑談にはそれ以外の目的がないからだ。
結果的に雑談から得るものがある場合もあるが、多くはそれが全くわからないまま進んでいく。
そこが難しい。

話題は、絞れば絞るほど、簡単になる。
「我が国の金融政策について」なら、普通の人にとっては難しいが、コンピューターには簡単だ。
その言葉でググって内容をまとめ、話せばいい。

でも、雑談だと何が出てくるかわからない。
一つの話題から発展して、どんどん話題が変わる。
ネットに情報が溢れている話題ばかりならいいが、情報量が少ないと会話が続かない。
また、ユーモアや皮肉など、人間の会話なら当たり前の言い回しも、理解できるんだろうか。

「これは面白い」と言われて、反対の意味で「めっちゃ面白い」と答えることなどよくある。
反語というやつだ。
人間なら表情や声のトーンで判断するが、テキストの情報だけだと難しいだろう。
そこまでハードが発達すればスゴイけど。

関西弁は特に難しいだろう。
ボケたり、突っ込んだりする。
それもをできるロボットも、開発しているとは聞いているが…。
当意即妙の受け答えはなかなか難しい。

戦時中にドイツの暗号解読をしたコンピューターの天才、チューリングは人と会話ができることを人工知能の定義としたが、それほど難しいということだ。

ちょっと不完全でもいいから、人と話せるロボットができたら、一気に普及するような気がする。
人間の質問に答えるロボットではなく、話しかけたら適当な事を話すやつだ。

そこが、とりあえず分かれ目だろうなあ。

| | 考えたこと | 21:09 | comments(0) | trackbacks(0) |

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