考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
引かれ者の小唄
昔の時代劇を見ていたら、「引かれ者の小唄」というセリフが出てきた。

ネットで意味を調べると「どうにもならない状況に陥った者が、負け惜しみを言ったり、開き直って平気なふりをすることのたとえ。」とある。

引かれ者とは、罪人のこと。
江戸時代、罪を犯したものは刑場まで引かれていったのだが、内心はビクついていても、強がって平気なふりをして小唄を口ずさむ、ということからできたことわざ。
小唄は三味線の伴奏で唄うもの。
小唄と端唄と都々逸がどう違うのか、詳しくは知らないが、とりあえず、そういうものを強がって口ずさんだということだ。

劇では「ふん、しょせん引かれ者の小唄か」というようなセリフだった。

何となく意味は想像できるが、ぼくもネットで確認したくらいだから、若い人たちはわからないだろうなあ。
ぼくも、日常会話では「引かれ者の小唄」というのを聞いた覚えがない。

それでも、当時の大人の常識では「引かれ者の小唄」ということわざを、テレビの娯楽番組で使っても通じるということだったんだろう。
エライものだ。

「人生万事塞翁が馬」「馬子にも衣装」「泣いて馬謖を斬る」「馬脚をあらわす」なんていうのも、昔のテレビに出てきたような気がする。
子どもの頃、わけも分からず見ていて、後日意味がわかる、というような「門前の小僧」効果もあったのではないか。

時代は変わったなあ。


| | 考えたこと | 20:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/236340
トラックバック