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2016.11.19 Saturday
Re:Life
ヒュー・グラント主演の2014年の作品。
WOWOWでやっていた。 ヒュー・グラントはさえない二枚目半がよく似合う。 今回もはまり役。 若い頃にヒット作を出したが、その後ずっと鳴かず飛ばずで、田舎町でシナリオ学を教える中年の脚本家の役。 最初はいやいややり始めるが、だんだんと学生たちの人柄が面白くなって、みんなが書いた脚本を批評し、育て始める。 学生も先生の事を理解し、心が通い始める。 実際には教師に向いていないと思っている人が、本当は教師に向いている。 何かの道で名を挙げ、その後苦労しているような人がいいのだろう。 大学の先生というのはそういうものだと思う。 でも、女子学生とのトラブルで大学を追われる。 君たちを教えられて光栄だった、と言って大学を去ろうとする。 最初のやる気がなかった頃に、ついついやってしまった。 それでも、学生の成長を目にして、やっぱり戻りたくなり、学部長に直訴する。 そして、教え、自分も学ぶことの楽しさを知った彼は、また先生になるというストーリー。 バックの音楽もいい。 中年になったヒュー・グラントが本当にいい味を出している。 最初のやる気のない男から、先生としてやる気を出す(それでもちょっといいかげん)ところまで、地でやっているわけではないだろうが、本当にはまった役だった。 いい先生はこんなふうに生まれる、という映画だった。 いい映画は見た後にうれしくなる。 |
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