考えたこと2

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アルファ・ミュージック
WOWOWで元アルファ・ミュージックのミュージシャンが集まってコンサートをやっていた。
社長であり、作曲家の村井邦彦の古希を祝って集まったらしい。
出てくるメンバーがすごい。
赤い鳥、吉田美奈子、荒井由実、キャラメル・ママ(松任谷正隆、鈴木茂、林立夫、細野晴臣)、小坂忠、雪村いずみ、大野真澄、向谷実(カシオペアのKb)、サーカス、ブレッド・アンド・バター、越美晴、シーナ&ロケッツ、高橋幸宏などなど。

Wikipediaによると、アルファ・ミュージックは1969年設立。
1977年からアルファ・レコードになった。
残念ながら事実上1995年に潰れてしまったが、1970年代の後半、「ニューミュージック」と当時言われていた音楽で、一世を風靡したレーベルだ。
ぼくはYMOあたりの当時の前衛的な音楽はあまり好きではなかったから、もっぱらニューミュージック(今となっては、何が新しいのかわからないが)だった。

ユーミンがその当時ブリティッシュの気分だったが、松任谷正隆はカントリーブーツでアメリカンだったとかいう話をしたり、ブレッド・アンド・バターが半パン、ビーチサンダルの湘南ルックでスタジオ入りしていて、干されたとか、当時を思い出す話をしていた。
今でこそ、機材も二桁くらい安くなって、You Tubeで自分の音楽が発表できたりするが、この時代、多彩な人たちが集まって、新しい「売れる」音楽をやり、YMOなどの実験的な音楽もやっていたのがアルファだと思う。

MCでユーミンが、若い人たちは70年代から80年代に新しい音楽が出尽くして、いまはその焼き直しの時代、と言っていると話し、そうかもしれない、と自分でも言っていた。
そうかもしれない。
70年代から80年代にかけての音楽は機材の面でも、技術の面でも、大きく進歩した。
それ以降の新たなジャンルというと、ラップくらいだろうと思う。

最後に村井邦彦が出てきて、話をしていた。
自分たちは次の世代に引き継ぐべき音楽を作ってこられたと思う、と言っていたのが印象的。

それにしても、出てくるミュージシャンたちの年齢は高かった。
亡くなった人も多い。

最後に「音楽を信じる」という歌を歌っていた。
そうであればいい、と思う。
でも世界はそんなに甘くない。
それを信じるほど、もう若くない。

でも、信じる思いにさせられたコンサートだった。


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