考えたこと2

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ボーイ・ソプラノ
WOWOWでやっていた。2014年の映画。
ダスティン・ホフマンが国立少年合唱団の指揮者役で主演している。
この人も年をとって、何となく暗い過去があるが、いい指揮者の役が板についてできるようになった。

言われてみれば当たり前のことだが、男子には声変わりがあってボーイ・ソプラノという声は人生でほんの短い間しか出ない声だ。
だからこそ、素晴らしいのかもしれない。
映画の中では、「ボーイ・ソプラノという声はほんのつかの間、神様から借りる声だ」と言われる。
ある日突然声変わりで、その声が出なくなった場面でのこと。
それまでの短い間の声をきつい練習で鍛える。

声変わりしてアルトに転向するものもいるが、うまくいくとは限らない。
そういうものなのだろう。

ストーリーは、飲んだくれのシングルマザーに育てられていた不良少年が、親の突然の死で本当の父親に出会い、通っていた学校の先生から国立少年合唱団に推薦され、成功するまでを描く。
お金は出すが、隠し子として家族には隠しておこうとしていた父親も、最後は認めて迎え入れる。
不良少年のサクセスストーリーとしてはありきたりのもの。

でも、声が素晴らしい。
ふつうのハイトーンで出すDの音(レ)の1オクターブ上の音を出す。
選ばれたソリストしか出せない音だ。

見事に演奏会でソリストになったが、声変わりをして、合唱団を去っていく。

少年合唱団のはかなさがよくわかった。

だから、少女ではなく、少年なんだろう。


| | 映画・舞台 | 21:27 | comments(0) | trackbacks(0) |

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