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2016.10.18 Tuesday
誰もがカメラマンの時代
こないだテレビでサムソンの電池のクレームのニュースを見ていたら、いろんな動画や写真が投稿されている。
一番びっくりしたのは、アメリカで店で買物をしようとしていた男性が、いきなりポケットから火が出て、あわててスマホを投げ出しても火が消えずズボンを叩いていたもの。 クルマの中に置いていて、車ごと燃えたというのもあった。 それ以外にも焼けただれた本体などのリアルな写真が山ほどあるらしい。 ポケットから火が出る動画は、燃え始めてから撮ったのだろう。 いつもスマホで写真や動画を撮っている人はそれだけ素早く撮影できるということだ。 実際の発生率はどうだったのかわからないが、あの動画を見たら誰でも怖くなる。 なんせポケットから突然火が出て燃えるのだから、シャレにならない。 メーカーにとってはつくづく恐い時代になった。 どこにでもカメラマンがいて、動画が撮れる時代。 昔なら、言葉でしか伝わらないことも、動画で伝わってしまう。 あれこそ、百聞は一見に如かず、ということだ。 クレームなどは、本当に発生した場面がそのまま伝わってしまう。 でも、実際の発生率以上に恐怖感を煽ってしまう。 ああいう動画が出回って、サムソンは早々に生産中止を決めた。 あの発生場面を見たら、少々対策をしても誰も買う気にならない。 ものを作っている人たちにとっては、本当にこわい時代になった。 もともとあってはならないことだが、ミスができなくなったなあ。 |
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