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2016.10.10 Monday
CDのミヤコ
家の近所のモールにあるCDショップがこの夏に閉店した。
ミヤコという名前。 調べてみると、楽天で通販ショップを出しているが、実店舗は京阪神に7店ほど。 本社は大阪にある。 音楽というと、昔はレコード屋さんだった。 小遣いをもらうと、それを持ってレコード屋に行ったことを思い出す。 シングル盤一枚買うのにも、だいぶ時間がかかった。 どれがいいか、と思いつつ選ぶ。 当時のレコードはなかなか捨てられない。 それがCDに変わったり、レンタルショップに変わったりした。 今やそういう店舗は苦しい経営になっている。 どこで買っても同じものは、通販で買う人が増えたからだ。 そういうぼくも、ここ数年CDはアマゾンで注文している。 近所のモールは主に3つのビルでできているが、生鮮食料品や日用品の売り場以外は苦しいと思う。 近々、専門店街はマンションに改装されて、店舗はなくなるという噂も聞いた。 そういえば、店舗が空いているところも増え、その代わりにできてるのは、いつでもやめられるようなリサイクルショップだ。 昔子どもを連れてよく行った屋上はなくなったし、食堂も減った。 その代わりに1階にコンビニができている。 よく行っていた喫茶店も閉店した。 今は踏切を渡って、ドトールまで行かないといけない。 これじゃあデフレになるわけだと思う。 みんなお金を使わない。 Wikipediaによると「日本レコード商業組合加盟店舗数は1992年(平成4年)の約3200店をピークに、2010年には約700店まで減少した」とのこと。 実にピーク時の3/4が閉店している。 同じようにCDレンタルの店舗も減っているのが実情。 これからはモノだけを売っていたらダメだろうと思う。 モノ+アルファの何かが必要だ。 そこに行けば何かがあるとか、仲間がいるとか、実際に自分も何かの体験ができるとか…。 そうでなければ、アマゾンに負けてしまう。 自分が加担しているとはいえ、実店舗が減るとなんか寂しくなる。 21世紀の小売業はどうなっていくんだろうか。 |
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