考えたこと2

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時代劇のメリット
最近、また細々だが、スポットで時代劇が作られるようになってきた。
山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎など、いくらでも原作はあるからネタには困らない。
中高年がバカバカしいバラエティから回帰してきたのかもしれない。

地上波でなくBSの放送ではたくさん時代劇の再放送もある。
「必殺シリーズ」や「江戸を斬る」「剣客商売」など、古い人にはおなじみのものだ。
さらに、ケーブルテレビなら時代劇専門チャンネルというのあって、これは朝からずっと時代劇をやっている。
最近オンデマンドもやりだして、鬼平犯科帳を全話見放題というコースもある。
さすがに、もうだいたいのものは見たが、いつ見ても鬼平と密偵のハードボイルドさに感激する。

今になって再放送というのは、時代劇ならではのメリットがあるからだろう。
時代が変わっても、古くならないのだ。
ぼくが中学のころにやっていた「遠山の金さん捕物帳」を見ても、古いとは思わない。
中村梅之助が若いとは思うが、もともと江戸時代のドラマだから古さはない。
あまりにも古いものは、ドラマの展開が遅いとかいう違和感はある。
でも、ぼくが中学時代くらいのものなら大丈夫。
当時見ていたという贔屓目もあるかもしれないが…。

一方で、ちょっと前の現代のサスペンスやホームドラマは苦しい。
いかにも古いのだ。
その原因は服装であったり、小道具であったりするが、見ていて陳腐な感じがする。
その当時、時代の最先端であったもののメッキが剥げた感じだ。
流行というのは恐ろしい。

その時に最先端であればあるほど古く感じるのはなぜだろう。
今の格好をした人が折りたたみ式の携帯電話を使っていても古くは感じないが、その当時の若い俳優がいかにも新しいという感じで携帯電話を取り出すと、やっぱり古い。
その当時、トレンディであったものは、時間の流れに勝てない。

その「モノ」が古くなるのではなく、それらを使ったり着たりしている人の言葉にはされない態度みたいなもの(ノンバーバルなコミュニケーション)が古さを感じさせるのだと思う。

当然のごとく使っているものは、そんなに古く感じない。
昔の警察ドラマで黒いダイヤル電話を使っていても、ぼくの世代ならそんなに違和感はないが、ちょっと新しいドラマで「いかにも」という感じで携帯電話を使うと、すごく古くさい。
そんなちょっとしたことで、古さを感じたり、感じなかったりする。

でも、時代劇なら大丈夫。
みんな髷を結って、着物を着て、悪さをするのもそんなに凝った犯罪ではない。
時には鉄砲も出るが、ほとんどは刀で決着がつく。
それでも、楽しめる。

昭和の時代に生まれてよかったと思う。




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