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2016.10.02 Sunday
アメリカの高齢者の仕事
最近アメリカで流行りのシェアリング・エコノミー。
配車アプリのUberや民泊のAirb&bなどがある。 Uberはアプリで登録して、自分のクルマをタクシー代わりに使ってもらうという仕組み。 もちろん、自分がドライバーをやる。 自分の空き時間に自分のクルマを使って、仕事ができる。 アプリを入れたスマホが現在地から近いお客さんを紹介してくれ、ナビアプリでそこまで行き、そこから目的地まで行く。 決済はカードなので、現金のやり取りはない。 Airb&bは自分の家の空き部屋などを宿として貸し出すという仕組み。 これもスマホで登録し、旅行者などを探してもらう。 スマホやネット、カード決済というインフラがあれば、誰でも可能だ。 そういう仕事で収入を得ているのは若い人たちかと思っていたが、65歳以上の高齢者も多いとのこと。 2015年の調査によると、アメリカで40万人の高齢者がこういった仕事から収入を得ているとのことだ。 確かに高齢者は時間だけはたくさんあることが多く、スキマ時間での仕事はやりやすい。 また、不動産などの余剰資産を持っている人も多く、それらを使って収入を得ることもあるだろう。 スマホとインターネットというインフラが、それまでできなかった個人と個人を結びつける。 そこで成り立つ仕事だ。 そこには、サービスの主体としてのUberやAirb&bはあるが、今までのような「会社」という概念はない。 ドライバーや貸主として登録された人がいるだけだ。 そういう形の働き方が増えてくるのかもしれない。 それがサービス業の未来の姿の一つになるだろう。 これからの日本、年金がいつまでもたくさんもらえる時代ではない。 そのために、こういう仕事はいいと思う。 自分のクルマと空き時間や、空き部屋などを有効利用する。 そのためには、いろいろな昔からの規制を緩和しないといけない。 それこそが第三の矢だろう。 これだけお金が市場に溢れていてもダメなんだから、もう金融を緩和しても仕方ない。 規制緩和が必要だと思う。 |
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