考えたこと2

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テレビ公開討論
アメリカの大統領選挙はいよいよ佳境に入ってきた。
あと1ヶ月ちょっとで選挙。
これだけ長い期間で候補者が意見を述べ、言い合い?をすると否が応でも関心が高まる。
選挙費用は膨大だろうが、少しは日本も見習ったらいいと思う。
地方選挙など、一般の市民は全く知らない人が短い期間で低い投票率で選ばれてしまう。
あれなど、もっとマスコミが討論会をやったらいいのだと思う。
そのために受信料を払っているのではないか。

それはともかく、ワールドニュースなどで見ると、ヒラリーがちょっと優勢だったと思う。
これも、たくさんのスタッフが想定問答を考え、何度も練習をし、服装・髪型・態度に至るまでチェックをして、選り抜きのスピーチライターがシナリオを考えてやっているんだろう。
そういう意味では、ヒラリーの方がスタッフも揃えているし、練習も積んだ感があった。
常に笑顔を絶やさず、あまりトランプの挑発に乗らなかったようだ。

一方、トランプは大統領という職を意識して、いつもの舌鋒鋭い下品なツッコミは控えた。
それはもちろん大統領選ということだから当然なのだが、それを抑えた時に代わりになるものがなかったという感じだ。
共和党内の候補者選びの時に言っていたような言い方は、大衆には受けるが今回は大統領選だから仕方なかったんだろう。

いろんな論評が早くもネットに出ているが、東洋経済の記事にこう書いているところがあった。

「一方で、クリントンは長時間の準備と練習を重ねており、その成果は明らかだった。今回、一つ分かったのは、トランプは、自分の主張を一方的に展開することは得意だが、相手の主張に対し、ロジカルに反駁する1対1の討論は実に不得意だということだ。
相手の主張を覆すだけの正確な情報もロジックも持ち合わせていないし、マルチイシューを複合的、多層的に論じることができない。だから、常にシングルイシューに絞り、小学生レベルの言葉で、がなり立て、相手を圧倒しようとする。学校にいるいじめっ子と同じ、と言われるゆえんだ。」

たしかに共和党の候補者は多かったし、その中でトランプは抜きん出て目立っていた。
白人の低所得者層に訴えるものがあったからだ。
従来の政治家にはない魅力があったんだろう。

でも、1対1での討論は不得意だったのか。
なるほど、ビジネスで成功をおさめた(一説にはそれも怪しいという人もいるが)彼は、練習などというかったるいものは嫌いだろう。
テレビ界で成功したという実績もある。
だから、そんなに練習しなかった。

彼の得意なのは、「わかりやすい」ことだ。
メキシコ移民のことにしても、貿易協定のことにしても、それによって損をした人の事しか言わない。
簡略にするために、ウソも混じっている。
それが多くの支持を得たから、ここまで来たということだ。

でも、現実の政治はいろんなことが絡み合っていて、ややこしい。
ヒラリーは、そういう側面を見せて優位に立ったと思う。

トランプは討論会後には「勝った」と言っているが、後2回の討論会をどうしようかと考えているだろう。
出ないほうがいいという意見もあるらしい。

でも、大統領になるには、出て言い負かさないといけないということはわかっているだろう。
次回はもっと修正してくると思う。

他国の大統領選挙だからこそ、岡目八目で見ていられる。

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