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2016.09.05 Monday
ルイス警部
「ルイス警部」はイギリスのドラマ、「モース警部」の続編。
モースの部下だったルイスが主役で、モースの死後の警察ドラマ。 モース警部と同じく、舞台はオックスフォード。 大学絡みの犯罪が多い。 ルイスもモースの影響を受けて、オペラを聴く。 元はあまり好きでなかったはずだが、モースの影響で好きになったらしい。 頭脳派のモースの代わりは部下のハサウェイ刑事。 オックスフォードの神学部を出ている。 警部と刑事の役回りが入れ替わった。 ルイスは庶民的でマジメな警官。 考えてパズルを解くよりは、足で地道に証拠を集めるタイプ。 部下の人使いはけっこう荒い。 それでも頭脳派の部下に気を使っているところはモースとは違う。 このシリーズ、モース警部と同じく時間がゆったり流れる。 90分のドラマだが、人間関係の模写や会話が延々と続く。 モースの時みたいに昼間からパブで飲むという場面はない。 それでも、イギリスのビターというビールをハサウェイと飲む場面は毎回出てくる。 イギリスのパブには大きく分けてビターとラガーというビールがある。 日本の一般的なビールはラガーだ。 冷やして出されるし、色も日本のビールの色だ。 でも、ビターは常温で出されて、色ももっと濃い。 黒ビールといった感じで、ラガーよりもコクがあって、味がある。 ルイスもハサウェイもビターを飲む。 80年当時、駐在の人に聞いたところでは、イギリスではラガーは女子や子どもが飲むもの、ということだった。 大のオトナはビターを飲むのだろう。 ドラマを見ていると、ビターが美味しそうに見える。 イギリスの夏はそんなに暑くないんだろう。 だから、常温のビールが飲める。 日本の黒ビールとも違う、イギリスのビター。 もちろん、ルイスが飲むのは1パイント(568ml)。 ハーフパイントというオーダーもできるが、彼らは1パイント単位で飲む。 値段は3ポンド〜4ポンド。今なら500円くらいか。 パブはお金と引き換えに商品をもらうので、帰りはレジによる必要がない。 だから、外の席で景色を見ながらオープンで飲める。 ドラマに出てくるオックスフォードのパブは古臭くてとても良い感じだ。 あんなところでゆっくり飲めたら、人生も楽しいだろうと思う。 |
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