考えたこと2

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SMAP解散
SMAPが解散した。
解散しても、5人共事務所にとどまるという。
元はといえば、育ての親のマネージャーが事務所を辞めたこと。
またその元は、経営陣一家とマネージャーの確執だとわかっている。
5人共所属が変わらない形で解散するのは、苦肉の策だろう。
ジャニーズ事務所としては看板でもあり、ドル箱でもあるSMAPをバラ売りでもいいから持っておきたいということだ。

策略も噂されている。
一説によると、急転直下風に見せかけた情報操作があって、オリンピックの最中に発表になったという話もある。
たしかに、特集番組など組みにくいし、オリンピックの喧騒で最初の1週間は終わる。
実際に5人揃ってのコンサートや音楽番組への出演はもうできない状態だったらしいし、看板番組も視聴者を入れて撮ることができないほど雰囲気が悪かったらしいし、前回の独立騒動で実質的には終わっていたということだろう。

独立派だった中居以下4人のメンバーと、残留派だった木村の確執。
強大なジャニーズ事務所を敵に回して、芸能界で生きていくことができるのかという挑戦をするかしないか、ということだ。
勝つためには5人セットでの独立しか選択肢はないと思えたし、最初は5人一緒に独立の予定だった。
しかし、そこで一人木村が残留に変わった。
一説には嫁の意見だったという話もある。
唯一家族を持っている木村としては、安全な道を選んだのかもしれない。
あるいは、一人では食っていけない仲間を救おうとしたとも言える。
真実はその中間にあるのだろう。

サラリーマンのぼくとしては、事務所から独立して自分たちの力を試す道を選んでほしかった。
多くの日本のサラリーマンはそういう思いを持っているのではないか。
ジャニーズ対SMAPという図式を期待していたのだが…。

でも、それはそんなに簡単なことではない。
自分たちの生活がかかっているからだ。
一人でも食っていけると言われている中居と木村はいいとしても、他の3人のことを考えると、中居も木村も悩んだのだろう。
木村が裏切ったという説もあるが、彼は彼なりに仲間のことを考えた結論だったと思う。
コメントを見ていても、中居と木村はSMAPを存続させたいという思いは共通しているようだ。

ジャニーズ事務所の損害は大きい。
SMAP解散に伴う損害は90億円とも言われている。
5人集まってのコンサートもなく、CDも出ず、それでも日本最大のドル箱グループだったのだ。
その損害を最小にしようと事務所は動いている。

急転直下の解散にしたのは、ファンクラブの会費(入会月によって年会費を払う)をギリギリまで取るためだろうし、解散後の5人を事務所所属にするのも一人ずつのファンクラブに分割するためだと言われている。
実際、この6月のファンクラブ会報でも解散はしない、と言っていたらしい。
そのあたりに事務所のセコさが見え隠れする。

今年の12月末に解散して、来年の9月の契約更改までどういう処遇になるかだろう。
事務所にとどまって解散という手段を選んだのは、最大限の事務所への抵抗だったのだと思う。
でも、事務所にとどまっているのだから、事務所側はメンバーの仕事をなくしたらファンから敵視されるし、対応が難しいところ。
外野としては、ここの駆け引きが一番の見どころだと思う。

最前線でアイドル25年やってきた底力を見せて、40代中年の期待を裏切らないでやってほしい、というのが知り合いのジャニオタ女史の意見。

一番罪深いのは、事務所の社長一族だろう。
マネージャーとの内紛に所属タレントを巻き込み、ファンの事務所不信はだんだんと大きくなりつつある。
どこかで手打ちをするのか、それともこのまま突っ走るのか。

長らくタレントプロダクションで強大な力を持ってきたジャニーズ事務所。
その帝国を育てたのもSMAPなら、それを崩壊させるのもSMAPになるかもしれない。
初代社長が生きている間は何とかなるだろうが、亡くなった時がアブナイだろうなあ。

知り合いのジャニオタ女史はこんなふうに書いた。

「偶像崇拝でキラキラした人達に夢中だったはずが日々剥がれていくメッキの中身へのガッカリ感と、改めてSMAPの偉大さを知り、アイドル追いかけて現実を知り、我に返った2016夏です…。」

そういう思いの人は多いだろうなあ。

でも、まだSMAPはサラリーマンのヒーローになれるかもしれないぞ。

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