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2016.08.17 Wednesday
電気自動車
「ベストカー」に電気自動車の記事があった。
国内の電気自動車の累計販売台数は7万台程度。 全部で8千万台程度あるうちの0.1%にも満たない。 それでも、いつかは電気自動車の時代が来ると思う。 ガソリンや経由を燃やして走るというエンジンのエネルギー効率が悪すぎるからだ。 今のガソリンエンジンはエネルギー効率でいうと20%程度。 ほとんどのエネルギーを熱として捨てている。 それに対してモーターは90%になる。 だから、電気自動車を増やさないといけない。 アメリカ、特にカリフォルニアでは政策的に電気自動車を増やしている。 テスラという会社が電気自動車を作っていて、パナソニックが電池を供給している。 来年末、発売予定のテスラモデル3というクルマは3万5000ドルという値段。 もう普通のクルマに近い値段になった。 記事によるとだいたい、普通の運転で、充電満タンしておけば、200キロ程度走れるらしい。 夏にエアコンをonにしてもそんなに落ちない。 それよりもヒーターのほうが効くらしい。 日産リーフは急速充電30分で容量の80%まで充電できる。 充電を繰り返すと、電池の容量が落ちてくるのは電気自動車も同じ。 新車時に8割の充電で130キロほど走れても、ヘタってくると100キロという感じらしい。 ミッション、というものは電気自動車には必要がない。 モーターは常に出力が一緒なので、回転数は関係ないらしい。 だから、アクセルを踏むと一気に加速する。 アメリカのユーザーに聞くと、電気自動車はガソリンスタンドに行かなくていい、というのがメリットというらしい。 なるほど、家で充電しておけば大丈夫。 これが想像以上にいい、という。 またメンテナンスにお金がかからない。 エンジンオイルは不要だし、ミッションオイルなどの油脂類はほとんど要らない。 今はパワステも電動アシストだったりするから、オイル不要だ。 ということは、整備工場はだいぶ潰れるということになる。 仕事が減るからだ。 これは大変なことだ。 内燃機関は複雑で作るのも大変だが、モーターは楽ちんだ。 もちろん変速機も不要になるし、マフラー等も要らない。 自動車産業に地殻変動が起こる、ということだ。 部品点数が大幅に減ることになる。 今から会社を選ぶなら、それも考えたほうがいいぞ。 |
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