考えたこと2

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人口オーナス
今の日本の社会の課題の一つは、少子高齢化だ。
ぼくらが小さい頃は人口が増えていた時期だ。
これを人口ボーナス期という。
小学校の近くに川崎重工の団地がいくつも建って、たくさんの友だちもいたが、いつの間にか団地はなくなり広い敷地に高級マンションが建った。
あの団地は高度成長の象徴だったのかもしれない。

日本はこれから人口が減る。
少子高齢化というのは少産多死で、寿命が伸びた社会ということだ。
世界は豊かになっていっている。
先進国では豊かになって寿命が伸び、高齢化が進んでいる。
老後は社会保障制度で保証され(破綻しかけている日本もあるが)、子どもはそんなにたくさん要らない。
だから、少子化が進む。
そして働き手が少なくなる。
アメリカのように移民を受けいれている国はそうはならないが、そのために起こる問題もある。

日本のような状態を「人口オーナス期」というらしい。
オーナスは英語で"onus"であり、「重荷」とかいう意味だ。
「人口オーナス」は、人口の変化が経済にマイナスになるいう意味。
実際、先進国の中で日本の経済成長率は最も低く、ゼロに近い。
いくらアベノミクスで金融を緩和しても、経済を動かすのは生産活動だ。
それが減少傾向になっているのだから、既得権を破壊し、新たな成長を生み出すような規制緩和をするくらいしか、打つ手はないと思う。

例えばタクシー業界は痛手を受けるかもしれないが、Uberを認めれば65歳を越えても働ける人は増えるはず。
自分が持っているクルマをシェアして使うという、シェアリングエコノミーで年金を減らすことも可能だ。
一時的に既得権者が損害を被っても、より良い社会を目指すのが政治家の努めだと思う。
人口が減っている田舎などから、どんどんやっていくべきだ。
実際アメリカなどではもう一般的になっているらしい。

また、処方箋薬局は痛手を受けるかもしれないが、医療費抑制のために処方箋薬の通販を認めるとか、マイナンバーで個人がもらっている薬を管理し、飲み過ぎを抑制するとか…。

尊厳死についても、宗教界から意見を出すべきだ。
公明党など、創価学会という宗教団体がいるんだから、そういう議論をするべきだろう。
世の中の死に関するコンセンサスづくりをしないと、ブータンのように幸せにはなれない。
憲法で保証されている生存権には、人間の尊厳を保つために死ぬ権利も含まれているはずだ。

そういう時期に日本は来ているということだろう。
今はまだ豊かだ。
今の間にそういう事をやっていかないと…。


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