考えたこと2

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あいづちの妙
商売柄、あいづちの打ち方について、考えることが多い。
話をしていて、相手に対して無言では積極的に聞いている感じが出ない。
もちろん、目線とか表情で分かる部分もあるのだが、やっぱり音の情報は大きい。
だから、あいづちを打つ。
資格試験のロールプレイの時も、あいづちは大事だった。

ロールプレイを練習するための対策塾にも行ったが、そこの講師は本当にあいづちが上手だった。
書いたら同じ「はぁ」でも、何種類も使い分ける。
はぁ↑と語尾を上げる場合もあるし、はぁ↓と下げる場合もある。
はぁ〜と伸ばす場合もあるし、はぁと短い場合もある。
七色の「はぁ」を発する人だった。
同じように、「へぇ」や「ほぉ」も上手だった。

相手の話を促すときに、「は〜」と言って語尾を残す感じにする。
すると、「それでどうしたんですか?」などと話さなくても、あいづちで促すことができる。
もちろん、それにふさわしい表情やうなづきも合わせてだ。
声のトーンや高さ、間合いも測らないといけない。
そうすると、相手は話しやすい。
これらは純粋に技術だろう。

間の合わない人とは話しにくい。
落語や漫才なら練習できるが、会話となると即興芸だ。
相手の心地良い間に合わせないといけない。
「ふんふん」というあいづちの間のとり方次第で、相手にもっと話させたりすることができる。

というようなことを考えていたら、「ロボットと自然に対話する新技術」という見出しを発見した。
ヤマハが開発している。
何かを話しかけて、スマホなどが「うん」という答えを返すのだが、その時にかけられた人間の韻律を解析することが大事らしい。
記事によると、

「対話を自然だと感じるのは、スピード、抑揚、声の強弱、長短、間などから構成される「韻律(いんりつ)」を合わせているため。機械は、韻律を合わせることなく対話するため、相手が嬉しそうに話しているのに、暗い印象を与える抑揚のない声で返答したり、悲しそうな話をしているのに高く強い声で返答したりと、不自然さが生じてしまうという。」

本当にそうだと思う。
この技術を用いて、自然なあいづちを発声するらしい。

これを機に、話し方の上手さを解析してくれるマシンができたらいいと思う。
問いかけの方を機械がやって、人間のあいづちの韻律を評価するのだ。
カラオケの採点と同じだ。

いや待てよ、それなら機械に相談したらいいのかもしれないなあ。
そういう時代も迫っているぞ。



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