考えたこと2

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働き過ぎて忘れてた
映画のワンシーン。
幸せを求める旅に出た医師が、旅先でビジネスマンと会って「幸せか?」と尋ねる。
そのビジネスマンは、「働き過ぎて忘れてた」と答える。
そういうものなんだろう、と思う。
幸せかどうか、考えているヒマがあるのは、幸せではないのかもしれない。

忙しいことが幸せかどうかはわからない。
働き過ぎて過労死したら幸せではないだろう。
でも、適度に忙しくて、自らやりがいを感じて仕事ができて、回りに少なくても認めてくれる仲間がいるような状態なら、幸せだろうと思う。
一生にそんな時期が何年かあれば、ラッキーだと思う。

ぼくは前の会社で最後にやった仕事がそうだった。
たくさんの紙をコンピューターに入れて、いつでも、どこでもそれが出せるようにする、ということだ。
準備期間が1年、実際に導入するのに1年、システムを立ち上げて普及するのに1年くらいかかった。
最後に何十年かかかって貯めた、たくさんの紙を捨てに産業廃棄物処理場にトラックで行った時は、なんとも言えない気持ちだったのを思い出す。

立ち上げが1月だったので、その前の年のクリスマスは遅くまで働いた。
最後のデーターのチェックをやっていたからだ。
それでも、システムの立ち上げを控えて、嬉しかった。
自分たちがやったものが、ついに形になる、ということだ。

そして、立ち上がった後、関連部署に説明に行き、紙の送付をなくしてそこでいる時に、いる分だけ印刷してもらえるようにした。
立ち上がるまでは苦労したが、他部署の理解は意外と早かった。
そして、どんどん紙は減った。
コピー機はスキャナに変わり、倉庫のようになっていた書類のストックヤードはなくなった。

お金もかかったが、それに見合う効果は十分に出た。
信頼できる仲間も、少ないながらいた。
そんな仕事をやっている時は、たしかに今ほど余計なことは考えなかったような気がする。
まさに、「働き過ぎて忘れてた」という状態だ。
サラリーマンとして、そんな仕事が出来たことは望外の幸せだと思う。

実はもう一つあるのだが、それはまだまだ生々しいから書けない。
でも、そっちは場所も違うし、環境も違って、だいぶシンドかったなあ。

小人閑居して不善を為す、ということだろう。
小人は忙しい方がいい。

| | 考えたこと | 23:19 | comments(0) | trackbacks(0) |

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