考えたこと2

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政治不信
アメリカの大統領選は、トランプが共和党の大統領候補になるという、おそらく選挙前にはあまり多くの人が予想していなかった結果になりそうだ。
欧米や日本も含めて、先進国では政治不信が起こっているような気がする。

トランプの躍進の要因は、彼が自前のお金で選挙を運営しており、いずれの企業や団体からもお金をもらっていないから、思っていることをそのまま言えるのだ、というところにあると思う。
その歯に衣着せぬ物言いが、民衆に受けたということだろう。
いろんなところに記事が出ているが、トランプ支持の中心は低学歴の高齢白人男性、ということだ。
彼らがグローバル化によって、古き好きアメリカが貧しくなった、という意識を持っている。

実際にはアメリカは外から見れば景気はいいと思う。
でも、その恩恵を受けていない人たちがいるんだろう。
その人たちの不満を吸い上げたのが、トランプだ。

こないだ書いたが、アメリカの南部のダイナーでお年寄りが言っていた。
その人は、メリークリスマスと書いた紙をかぶっているキャップに貼っている。
その理由を訊くと、「クリスマスをマジカルホリデーと呼ぼうという動きがあるが、クリスマスはクリスマスだ」という。
キリスト教以外の宗教の人が増えたということだ。
だから、12月25日をクリスマスと呼ばず、マジカルホリデーと呼んで、みんなで祝おうというような動きがある。
移民が増えたことによる政治的配慮だろう。

昔からの共和党員には、白人が多いだろう。
古き好きアメリカを知る高齢の白人が、今のアメリカを嘆いている。
その人たちの声をバックに出てきたのが、トランプ。

共和党の本部がどう対応するのかわからないが、トランプの支持層は今の政治体制に不満を持っている。
その体制が今のアメリカを全体的に見て豊かにしたのは確かだ。
でも、その豊かさに大きな偏りと犠牲があった。
1980年に2億2000万人だったアメリカの人口は、今や1億人増えて3億2000万人。
元々多かった欧州からの移民は減って、メキシコ、アジア、アフリカ、オセアニアなどが増えている。
その人たちに仕事を取られたのが白人。
でも、それが結果的にアメリカを豊かにもしたんだと思う。

アメリカは移民の国だ。
それは壮大な人類の実験でもある。
民族と関係なく国家を作るという、理念と理想の国だ。

その国がどうもオカシクなっている。
政治家が信頼されておらず、国民が怒っている。

これらを正して、理想の国に戻ってくれればと思う。
それはヒラリーか、それともトランプか、どっちなんだろうか。

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