考えたこと2

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スマホとレジ袋
おおかたの50代後半以降の人は、スマホでイライラしたことがあるはず。
思うようにタッチできない。
押したつもりのところと違うところが選択されたり、スクロールが動かなかったり、思い通りに止められなかったりする。

あのタッチスクリーンは、指先の静電気を検出しており、指先の水分が少ないと電気が伝わらないというようなことが起こる。
だから、歳をとって指先が乾いてくると反応しにくくなる。
冬場は空気も乾燥しているせいか、特にひどい。
おまけに、ギターを指先で弾いたり、弦を押さえたりすると指先の皮膚が厚くなってよけいにひどくなるのだと思う。

専用のタッチペンを買ってはみたが、これも今ひとつだ。
思い通りにタッチすることはできない。
まあ、日夜改良に努めているだろうが、こないだ買い換えたスマホでもまだまだだ。
ぼくは特にひどいのかもしれない。

レジ袋も同じだ。
若いころはすぐにレジ袋を開くことができた。
製造工程は知らないが、あれは完全に左右がひっついたカタチでできている。
その袋を指先でこするようにしてはがして開く。
それがいくらこすっても開かない。

レジの後ろに買ったものを入れるスペースがあるが、そこにスポンジが置いてある。
昔は気づきもしなかったし、気づいてからはなぜあるのか、と思っていた。
この歳になるとようやくそれがわかる。
あれで指先を湿らせて、レジ袋を開くのだ。

歳を取ると、思いもよらないところで不便が起こる。
そこにビジネスチャンスがある。

高齢者用のタッチスクリーンとか、アクティブ型のタッチペンとか、最初からちょっと開いたレジ袋とか…。
これからの日本はそういう高齢者用の製品を作らないといけなくなる。
そして、それをこれから高齢化していく国に技術輸出すればいいのだ。

速度無制限のアウトバーンを持つドイツのクルマが世界一高速安定性がいいのは、そういう市場があるからだと思う。
大きな高齢者市場を持つ日本は、世界の高齢化の先頭グループだ。
今人口の25%いる65歳以上は、2040年には37%になり、2047年には40%以上になる。
あと30年ほどで人口の半分近くが65歳以上という事態。

それをメリットに変えていかないといけないぞ。

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