考えたこと2

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行動経済学
行動経済学というのは面白い。

ヨーロッパでの臓器提供の問題。
死んだ後、臓器を提供するかどうか、というカードだ。
ドナーカードと言われている。
提供率は、ドイツは低く、ベルギーは高い。
スウェーデンは高く、デンマークは低い。

国によって、提供するという人の比率が違う。
それも高い方は100%に近いところから、低い方は10%あたりになる。
文化的にも近い国なのに、なぜだろう、ということになる。

驚くなかれ、これは選択肢の問題になるという。

臓器提供の比率が高い国はドナーカードに「臓器提供しない人はチェックを入れてください」と書いてあり、低い国は「臓器提供する人はチェックを入れてください」と書いてある。
明らかにその違いが、大きな結果の違いを生む。

こういう時は人はチェックを入れない方を選ぶ。
何もしなければ、そのプログラムに参加する、という選択肢のやり方をオプトアウトという。
逆に、何もしなければ参加しない、という選択肢をオプトインという。
つまり、オプトアウトの選択肢にするだけで、参加者は増えるのだ。

人間は面倒くさいことに遭遇すると、考えるのをやめる。
つまり、何もしない方を選ぶ。

人間の決定は不合理なものだ、というのが行動経済学が明らかにしつつあること。
これは世の中を変えていく。

これを知っているかどうかで、大きく人間や世の中の見方が変わると思う。

「お金と感情と意思決定の白熱教室」でダン・アリエリー教授がやっていた。
録画していたが、今日1回めを見たら刺激的だった。

こういうのを勉強しないとイケナイ。



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