考えたこと2

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やっぱり原油が安い
円がちょっと上がり、株が大きく下がった。
株が安い原因は原油が安いことだという。

しかし、原油が安いということは、原油を輸入している日本にとってはいいことだ。
日本の企業の多くにとっては、エネルギーコストが下がり、原材料コストも下がるからだ。
だから、喜ぶべきことだと思うのだが…。

原油が安い原因は供給過剰だという。
昔習った需要と供給の法則に則っているということだ。
市場にたくさんの原油があふれれば、値段は安くなる。アタリマエのことだ。
サウジアラビアに代表される中東の産油国は、シェールオイルへの転換を防ぐために値段を下げようとしている。
サウジアラビアもイラクも増産しているし、経済制裁が解けたイランも参入してくる。

そこに、中国などの新興国経済が減速してきた。
需要が伸びないから、安くなる。
さらに、世界的に暖冬(今は寒いが)で消費が伸び悩む。
だから、よけいに原油は安くなる。

それ以外にもアメリカのドルの金利が上がったことなども、原油価格を下げる方に働くらしい。
だから、さらに下がる。
石油資源を輸入に頼っている日本にとっては、大変いいことだと思う。
一時はバレルあたり100ドルを超えていたのが、今や20ドル台に下がったのだから、大バーゲンだ。
なかなかこんなセールはない。

しかし、マスコミの記事などをみると、日本にとって有利な原油安、という書き方をしているところがない。
これは原油が安いのは日本だけではないということが原因らしい。
なるほど、日本だけが安く変えれば有利だが、みんな安く買えるということも考えないといけないのか…。
実際、これまでの原油価格と景気の関係をみると、原油が上がってるほうが景気がよくなる、という傾向らしい。
これだから、世界経済は難しい。
結局、原油が下がるということは世界的に経済活動が活発ではなく、下げないと売れないということにもなっているということだ。
それなら、何となくわかる。
だから、株安にもなるのか。

しかし、これだけは言える。
原油が安い間に、原油に依存しているエネルギーをどうするか、考えるべきだ。
それがいつになるかはわからないが、いずれ石油は上がる。
限りある資源だから、なくなったらオシマイなのだ。
それが10年先か、50年先か、100年先かはわからないが…。

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