考えたこと2

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イギリスの自動車産業
ジャガー・ランドローバーというイギリスの自動車会社がある。
2008年にインドのタタ・グループの傘下に入った。

産業革命を起こしたイギリスから、自国の自動車メーカーがなくなって久しい。
ジャガーやロータス、ロールスロイス、アストンマーチンなど、世界に名を残した会社は今や全て外国の資本。
当時、イギリス人の車好きはみんな悔しがったに違いない。
閉鎖された工場も多かったんだろう。

去年、ジャガー・ランドローバー社が日産を抜いて、英国国内生産1位になったらしい。
これはぼくにとっても、何となくうれしいニュースだ。
特に高級車が売れていて、英国の自動車産業が復活したということらしい。

別に日産が嫌いなわけではない。
ジャガー・ランドローバーという、イギリスの名車を作ってきたメーカーが、日産を抜いて1位になったということが何となくうれしいのだ。

イギリスの製造業は、「英国病」という先進国が通らなければならない道を通り、衰弱した。
ドイツや日本と違って、伝統へのこだわりが強かったのかもしれない。
でも、サッチャーが出てきて、大幅な規制緩和をして、主に金融で復活した。
今のイギリスがあるのは、サッチャーのおかげだと思う。

そして、自動車産業も外国からの資本を呼び込んで、やっと復活してきた。
1960年代ごろから始まった英国病を脱出して、ふたたびジャガーが存在感を持って走っている。
アストンマーチンも復活したし、ミニも姿を変えたが、モダンになってBMWがイギリスで生産している。
ランドローバーもSUVブームに乗って売れているんだろう。

インドのタタ・モータースは、イギリス人の意見を取り入れて経営しているように見える。
イギリス連邦の国だけあって、理解があるような気がする。

結局、別の国の資本になったかもしれないが、過去の名車たちは名前を残して、生き残った。
イギリス人は悔しい思いもしたが、今は喜んでいるのではないか。

あの、ジャガーや、ロールスロイスのエンブレムは、自動車がある限り、残ってほしいと思う。

たとえ買えなくても、それがあるというだけで、ぼくは何となくうれしいのだ。


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