考えたこと2

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想定外の外
想定外というのは、予想していたことが外れ、予期せぬ自体になること。
年をとって、足腰が弱るとか、寝たきりになるとか、そういうことを考えていたら、もっとヒドイことになった、という状況。
想定外を避けるために、どうしたらいいか、ということを考える。

しかし、そう簡単にはいかないのが人間の老後。
生きれば生きるほど、そのリスクは高まる。

たいがいの人が、これだけはなりたくない、と思っているのがボケてしまうこと。
それなら想定内だが、そうはいかない。
これが恐いところは、想定していたことさえ覚えていないことだ。

ボケてしまえば、ボケた方は楽だ。
いや、楽かどうかはわからないが、少なくとも今心配している自分ではないのだから、想像ができない。
でも、その状態を想像すると、楽ではないかと思う。
しかし、回りは迷惑だろう。
これが、ボケたくない理由にもなる。

人間の記憶の連続性はどうなるんだろうか。
家族の顔も忘れ、徘徊したりして、どうしようもなくなった時、記憶は失われているんだろうか。
それとも封印されてしまうのだろうか。
調子のいい時は思い出すということも聞くから、封印されているのかもしれない。

まさに想定していた自分を忘れるのだから、想定外の外である。

脳のCTなどを見ると、脳が萎縮して縮んでいる。
細胞数が減るから、記憶がなくなるんだろうか。
でも、縮んでも必ず発症するわけでもないので、難しい。

人生は一つの歴史である。
死ぬときはその歴史に幕をひく、という形で死にたいものだと、普通の人は思っているのだと思う。
それが途中でわけがわからなくなって、途切れる、ということが嫌なんだろうとぼくは思う。

いずれにせよ、長く生きるとこういうことが起こる。
昔はそうなる前に寿命を迎えていたのだろう。

本当に迷惑なのは、今そういうことを考えていても、それ自体が想定外の外だということだろう。

だから、考えても仕方ない、と言ってしまえばそれまでのことなんだが…。

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