考えたこと2

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LINEの罪
日本の10〜20代はどんなコミュニケーションをしているのか、楽天リサーチが調査したらしい。
それによると、全体の70%がLINEを利用。
TwitterやFacebookはばらつきがあり、いずれにしても半分以下ということだ。
携帯やスマホのメールはどうかというと、34%しかなく、電話は32%。
ダントツで強いのがLINEなのだ。
10代〜20代のコミュニケーションはほとんどLINEでされていると思っても、当たらずとも遠からず。

大学に勤めていた2年前、もうすでにそういう感じだった。
ゼミの仲間はLINEでつながっている、ということを言っていたし、なにが便利なのかと聞くと、グループで一斉に話ができることだという。

ネット上でLINEの使い方を見てみると、いろんな事が書いてある。

「『LINE』の「グループトーク」は、グループに招待されたメンバーだけがやりとりできます。さらに、写真や動画、音声も送ることができるので、家族や友だち同士でワイワイ楽しめます。」

「しかし複数人が入り乱れるとあって、「グループトーク」はメッセージの流れが早く、大事な連絡事項もつい流れがちです…。」

「そこで使えるのが「グループボード」。大事な連絡をトーク画面とは別に配置できる、掲示板のようなものです。これは通常のトークにはない機能です。「グループボード」で知らせておけば、トークとは別に表示できるので、内容が流れる心配はありません。
大事なイベントの日時・場所・詳細などを入れておくと、みんなに周知できるので便利ですね。」

まあ、これは便利な機能なんだろう。
でも、こういうのがスクールカーストを助長するんだと思う。
仲間はずれにならないために、それをフォローし続けなければならなくなる。
こんなことをやっていたら、自分の時間がなくなる、という場合でも脅迫的にそうしないといけなくなったりしているんだろう。
ぼくらの若いころにこんなものがなくて、よかったと思う。

グループのリーダーが常にみんなが見ているという前提で話をすれば、ついていかないといけない、ということになる。
グループから追い出されてボッチになるのは避けないといけない。

みんながそうとは言わないが、そういう苦労をしている10代は多いんだろうと思う。

テクノロジーの進歩が必ずしも人の幸せにつながるとはいえない。
確かに一度にたくさんの人と話ができて、効率は上がるだろう。
しかし、上がった効率と、LINEに振り回されている10代のどっちが大事だと思うかだ。

ぼくは保守的だと思われるかもしれないが、若い人たちのSNSに対するリテラシーが上がらないと、こういうツールは害になると思う。

それは考えすぎだろうか…。


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