考えたこと2

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ネット頼り
最近の学校では、宿題を出してやってきた回答に同じものがたくさんあるという。
見せてもらって、写しているのではない。
みんなインターネットで検索して、出てきたものをそのまま書くからだ。

それを先生が「ネットの結果そのままではないか」指摘したら、ある生徒が逆ギレして言ったという。
「ネットには何でも載っているし正しい。なぜ、わざわざ他の手段を使って調べなければならないのか」。
今の大人はネットがないか、まだ普及していないときに育ち、ネット以外の本や資料といったものを知っている。
でも、今の子供はパソコンが普及し、検索技術が進み、ネットのスピードが上がった時代に育っている。だから、何かを調べるとなると、検索ウィンドウにその言葉を入力し、答えを探す。
大人だって、そうするのだ。
子供がやるのは必然だと言える。

だから、「ネットには何でも載っているし正しい」と思っているのだろう。

実際にはネット上には怪しい情報があふれている。
編集者がいて、内容をチェックするというようなことがないところがほとんどだ。
逆に、それがないからこそ、個人が情報を発信できるというメリットがある。
だからこそ、グーグルがあふれるゴミのような情報のなかから、正しいものを検索する仕組みを作って、今や世界有数の企業になった。

あふれるゴミのような情報の時代を知っているか、知らないかが第一のリテラシーだと思う。
グーグルの登場前と言ってもいいだろう。
それを知っている人は、用心深くなる。

だから、複数のサイトを当たって、内容を確認したりする。
上位3つくらいのサイトが同じことを言っていれば、どうもこれは合っているんだなあとわかる。

ぼくはWikipediaをよく利用するが、一番役に立つと思うのは、歌謡曲の歴史とか昔のテレビ番組などの情報。
ポップカルチャーというやつだ。
こういうのは、本当にそれが好きな人が、まとめてくれている。
言葉は悪いが、少々間違っていても、大勢に影響がないようなもの。
いちいち一次情報に当たって調べるのは大変だし、まとめてくれているととても助かる。
だから、依頼が出ていたら毎回寄付をしている。

しかし、学校の課題に出されたものなどを、Wikipediaだけを頼りにして書くのはちょっと、と思う。
誰が書いているか、わからないからだ。(だからといって、信用していないわけではない)

勉強に関しては、本の世界をもうちょっと知らないといけないと思う。
書いた人以外の目を通っているか、ということだ。
本ならば、かならず編集者がいて、内容をチェックしている。
まあ、本でもいい加減なことを書いてあるのもあるが、ネットよりはマシだ。

そういうリテラシーも教えないといけない。
そうでないと、そのうちグーグルが神になるぞ。


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