考えたこと2

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チューリングテスト
あるコンピューターシステムが人工知能かどうかを判定するテストがある。

それはアラン・チューリングが考案した。
彼は数学者で、チューリング・マシンというコンピューターの元になるような機械を作った人。
第二次大戦中に、ドイツ軍の暗号を破った天才。

まだ人工知能など、夢の夢という時代に、テストを考案していたらしい。

テストの方法は簡単だ。
判定者と、人工知能、そして普通の人間の三者で、お互いに隔離した部屋で会話をする。
会話といっても、ディスプレイに文字が示されるようなもの。
それで、判定者が人工知能に騙されたら、それは本物の人工知能だ、というようなものだ。

要は、普通の会話ができる、ということを人工知能の基準に置いたということ。
そういえば、「2001年宇宙の旅」に出てくる人工知能HALは人間と会話するシーンがメインだった。

普通の会話は難しい。
何が出てくるかわからない。
そして何が出てきても、的確に応答しないといけない。
皮肉や冗談にもうまく反応しないといけない。

「ああ、あれか。あんな面白い番組ないなあ」と言っても、それが皮肉なのか、本気なのかはその番組の内容と、文脈によるだろう。
それを瞬時に判断するのが、知能である、というのがチューリングの考えだ。

そういうのは、単純なプログラムでは無理だ。
人間の思考形態を模したプログラムが必要だ。
それこそ、人工知能。

実際、今の人工知能は、ある機能に絞って使われる。
それで、十分だ。
しかし、グーグルで研究している未来学者が語る人工知能は、脳の神経細胞などをシミュレーションしたようなものになっている。
膨大な知識はインターネットの上にある。
それらを組み合わせれば、人間のように話すことも可能だろう。

マイクロソフトが作った女子高生AIは、LINE上で人気があるらしい。
そこそこ、会話もできる、という。
もちろん、外すこともある。

あと5年もすれば、全くわからなくなるのではないか。

エライ時代になるぞ。



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