考えたこと2

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火星からの帰還
NASAは火星に行く宇宙船を開発している。

行ったからには帰らないといけない。
そこが難しいらしい。

ちょっと地球より小さいとはいえ、火星の引力に打ち勝って飛び立つのは至難の技だ。
地球から飛び立つロケットを見たら、ちょっと無理だと思う。

実際、火星に行くロケットに、帰りの燃料を積むと帰還船が重くなりすぎて火星への着陸が難しいとのこと。
だから、先立ってその燃料を作るための無人宇宙船を送っておく、ということが計画されている。

火星の薄い大気から、燃料を作るらしい。
ただ、宇宙船の重さが計算では18トンにもなり、それを分割して送ることができない。
探査車のキュリオシティでも1トンしかなかったのに、そんなに重いものをどうやって送り込むかが問題。

火星の大気はパラシュートを開いて減速するほど濃くない。
だから、パラシュートでは十分ではないのだ。
キュリオシティの着陸の時も、パラシュートは使ったが、地上に到着寸前にロケット噴射で減速した。

火星の大気は95%がCO2。
その大気と地下にある水から液体酸素を作るらしい。
ここが一番の問題。
地下に水があるところに着陸しないといけない。

火星に先送りされる宇宙船は、化学プラントの役割を果たす。
うまく、地下に水があるところに着陸できれば、の話だが…。

まだまだ問題がある。
うまく液体酸素が作れたとして、それを2年間保持しないといけない。
そして、飛行士が到着して帰るまでの時間を考えると、4年間も稼働できないといけない。
これに乗って帰るのだ。

あまりにも多い問題の数。
本当に人類は火星に立つことができるんだろうか。

今のところNASAでは2030年代の半ばという計画になっている。
あと20年ほど。
ひょっとしたら、生きているかもしれない。
それこそ、人類の歴史的瞬間だ。

すでに火星の風景はキュリオシティーが写真を送ってきたが、人間がそこに立つというのは夢の様な出来事。

予算の問題はあるだろうが、やり遂げてほしいと思う。



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