考えたこと2

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機械に奪われないためには
以前、オックスフォード大学の教授が「今後10〜20年で47%の仕事が機械に取って代わられる高いリスクがある」という記事を発表したことを書いたが、その記事がまた週刊ダイヤモンドで取り上げられている。

東大が法律相談のITベンチャーを立ち上げたとのこと。
人工知能を使って、煩雑な手続きを簡素化するらしい。
法律は人工知能の得意なところかもしれない。教授の発表では法律関係は代替される職業の上位には入っていないが…。

だから、人間はどうしたらいいのか、ということになる。
この手の話が出てきたら、たいてい詰め込みの知識は役に立たないという議論になる。
この記事でも「インターネットで常につながっている今、工業化社会で求められた知識詰め込み型の教育が時代にそぐわなくなっているのである。」と書いてある。

その事例が、記事の中に「今の子供たちは生まれたときからインターネットに触れている世代だ。ある社会科教諭は「生徒に、『ネットで検索すればすぐ出てくるのに、なぜいちいち首都名を覚えなければならないのか』と聞かれ、答えに窮した」と言う。」とある。

しかし、ぼくは本当にそうかと思う。
そんなに短絡的に決めつけてよいのだろうか。
詰め込まなければ、空っぽのままでよいのだろうか。
知識を詰め込まないで、考えることなどできるのだろうか。

いちいち首都名をおぼえるのは、そういう知識がなければ首都名が出てきた時に、いちいち調べないとわからなくなるからだ、と言えないのだろうか。
首都名は考えるための基礎だ。
テヘランで何かあったと言われたら、中東で、イランで、イスラム教で、石油が絡んでいるかも…、くらいの事が出てこないと、考えることなどできるわけがない。
そのために、首都名くらいは覚えておくのだろう。
テヘランを知らなければ、検索すればわかるが、その周辺に絡んだ情報はどうするのだろう。
そのために、地理や歴史を習うのではないのか。

空っぽの頭でそんなことができるわけがない。
方法論だけを学んでも、基礎的な知識がなければダメだと思う。

人工知能が発達したら、よけいに基礎知識が大事になるのではないか。
人間のいいところは、異なることを結びつけることだろう。
それが発想などの元になるのだ。
そのためには、幅広い基礎知識がなければダメだと思う。

だいいち、そんなことを教えないで、何を教えるのか。

ぼくが古いのかもしれないが…。


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