考えたこと2

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限界集落2
こないだ書いた、限界集落のことだ。

歴史を考えてみると、団塊の世代あたりが生まれて育った所が、今の限界集落になるのだと思う。
その人たちがたくさん都会に出て、働き手になりそして高度成長の時代を迎えた。
その頃は、まだその人たちの親は元気で、帰るべき田舎はあった。

田舎に残った若い人たちも、同じ田舎でも都市部に出ていったんだろう。
そのため、どんどん過疎化が進み、どんどん人口が減っていった。
そして今、親の世代がほとんどいなくなって、だれも住まない家が増えた。
子どもの世代は、まわりに何もない実家には帰ろうとしない。
さすがに、田舎の家も朽ち始める。
こういうふうにして、限界集落が増えていく。

平成の大合併で多くの村や町は市になった。
人口を稼ぐために、多くの町村が一緒になったので、広大な市になり当然サービスは悪化する。
記事によると、この大合併で市町村は3200から1700になったらしい。
この結果、市町村行政が簡素化されたかというと、余計に苦しくなった。
合併を推進するための地方交付税の優遇措置や、借り入れの優遇をする特例債の期限が切れ、おまけに見積もっていた人口増が実際は人口減になったからだ。
国の政策も悪かったが、地方の見積もりも甘い。
人口の予想はその時点でも、立っていたはずだ。

地方が苦しくなるのは、必然だったのだろう。
何もない田舎に人は住めない。
雇用を生み出す産業が必要だ。
たぶん、団塊の世代の中には帰りたいと思っている人もいるんだろう。
それでも、何もないから帰れない。

おそらく、田舎の墓に入る人は、この世代が最後になるところが多いだろう。
残された方が、墓を都市部に移すようなところも多いはずだ。

そして、名実ともに田舎は住む人がいなくなり、限界集落になる。
あと10年ほどでどんどん増えていくだろう。

そして2040年には、自治体の半分がなくなるということらしい。

それを食い止めるには、自治体が知恵を出すしかない。
土地はどんどん余ってくる。
家もついてくるのだが、そこから固定資産税を取ろうというようなケチな考えを持っていはいけないだろう。

何かをそこでするしかないと思う。
まわりは誰もいないし、人里離れている。
何ができるか…。

これからの地方公務員は大変だ。

まあ、そうしないと地方公務員自体が要らなくなるのだが…。


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