考えたこと2

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get KODAKed
「コダック化する」、という言葉ができているらしい。
それが”get KODAKed”という単語。

自分たちの仕事がなくなっていくことに気づくのが遅れて、潰れてしまう、というような意味だろう。
これはもちろん、KODAKというフィルムの会社のこと。
世界一のフィルムメーカーで、色もきれいだった。
「僕のコダクローム」というポール・サイモンの歌にも歌われている。

デジタルカメラが普及のきざしを見せたのが1990年代。
その頃にはまだフィルムカメラがなくなるとは思っていなかった。

でも、ライバルの富士フィルムはフィルムがなくなるのを予想して、新分野に進出した。
それがサプリメントや化粧品など。
KODAKはフィルムに固執して、潰れた。
まさかそんなに早くフィルムがなくなるとは思っていなかったのだろう。

それを称して、「コダック化」という英語の言葉ができた。
日本語でも、ビジネスマンならわかる言葉だろう。

当時の主力商品であるフィルムが、90年代にはまだなくなるとは思ってなかったかもしれない。
でも、2000年代に入って、デジカメの画素数が上がり、フィルムを凌駕する可能性が出てきて、もうダメだ、と思ったら、遅かったのかもしれない。

このブログに書いたが、2012年にコダックは米連邦破産法の適用を申請した。

コダックは世界一のフィルムメーカーだったから、余計に事業転換できなかったのかもしれない。

世界一有名な会社だったから、"get KODAKed"というKODAKという名前を使ってみんなが理解することが出来る言葉になった。

皮肉な結果。
何度も同じことを書くが、

「強いものが生き残るのではなく、変化するものが生き残る」

これは真実だ。

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