考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
いじめの調査
岩手県でまたいじめの事件があったが、これに関して現職の小学校の先生が投稿をしている。

いじめの調査の実態を書いている。

アンケート形式で、質問が書いてある。
「いじめられていると思いますか?」
「最近いやなことをされましたか?」
これらに対して、「そう思う」から「そう思わない」まで○をつける、というやり方だ。
これはストレートだ。
「いじめられていると思う」生徒がいれば、いじめがあることになる。

この先生は、クラスのことは把握しているし、そんなにシビアないじめがないこともわかっていた。
だから、このアンケート用紙に、何の説明もなく書いてもらって、指導の人に渡した。
すると、しばらくして、その指導の人が顔面蒼白になって詰め寄ってきたとのこと。

要は、アンケートに「ちょっとでもいやな思いをしていると、いじめの心配があるので、正直に書いて下さい」と書いてあるので、生徒は正直に書いたのだ。
担任は「生徒の気持ちが把握できてよかった」と思ったのだが、担当は「こんな結果を上にあげたら大変なことになる」という。

そして、無記名のアンケートであるにもかかわらず、筆跡や回収した順序から「いじめられていると思う」と書いた生徒を特定し、校長室に呼び、「いじめられていない」という言質をとった、とのこと。

「このように、「いじめはあってはならない」という立場に立つと、アンケートの使われ方も本末転倒になるのだ。
ちなみにアンケートを書かせる前段階での担任の対応は、「よく考えて、よほどのことがないかぎり『いじめられている』にはチェックしないように」と事前指導するのが正解だそうである。 」

というのが結論。

結局、学校の現場ではこういうことが行われている。
だから、いじめの調査などというものはいい加減になる。
いじめがない、という前提で調査をするからだ。

実社会ではそういうことはない。
そんな前提なら、調査などしないのが普通だ。
あると思うが、わからないから、調査をするのだ。

万事、こういう考えのなかで教育が行われているのが、現実だと思う。

何度も言うが、学校に社会人の目を入れないといけない。
今のシステムでは教員になる、ということは、社会人にならない、ということを意味している。
そして小中高の学校は、基本的に先生が運営している。
だから、こんなことが起こる。

運営は社会人がやらないといけないのだ。
世の中の常識がわからないからだ。

こんな調査をやっているから、何度でも問題が起こる。
いじめなどなくならない。
もともとなくなるものではないのだが、教員はなくさないといけないと思い、実際にゼロという報告をしたいんだろう。

そんなおかしなことが学校では起こっている。

学校運営はまともな社会人に任せるべきだ。


| | 考えたこと | 21:13 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235849
トラックバック