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2015.06.30 Tuesday
ギリシャ問題
ギリシャの問題が進展せず、EUはえらいことになっている。
ぼくらは、ギリシャが借金をして、それを踏み倒そうとしている、と思っている。 実際そうなのだが、日経によるとそこには地域性があるらしい。 ドイツ等のヨーロッパの北側の国では、貸した金は返すもの、と考える。 しかし、ギリシャ等のヨーロッパの南側の国では、返せない金を貸すほうが悪い、と考えるらしい。 ヨーロッパの北の方は、気候があまりよくない。 寒いし、日照時間は短いし、厳しい自然の中にいる。 そういうところだから、厳しい自然と対峙して、マジメになるのだと思う。 日本でも東北の人たちはマジメだという傾向があると思う。 対してギリシャに代表される、南の方はエーゲ海や地中海の海の幸も多く、のんびりしている。 自然が優しいから、人間は寛容になる。 だから、経済的な規律も緩くなる、と思う。 たしかに、返せないほどの金を貸したら、貸したほうが悪い、というリクツも成り立つ。 そういうような経緯もあって、ギリシャの債務でもめているんだろう。 ウクライナの仇をギリシャで、とロシアは思っているかもしれない。 ギリシャは人口の1割程度が公務員と言われているので、社会主義の方が合うのかもしれない。 プーチン大統領は手ぐすね引いて待っているだろう。 しかし、NATOにとっては、ギリシャがロシアと仲良くなると、ちょっと具合悪いだろう。 アメリカも同じことを考えているはずだ。 金を踏み倒されるのはイヤだが、ロシアに援助を申し出られたりしたらもっとイヤだ、というところかな。 そのへんもわかっていて、ギリシャはロシアに近づいている。 中国にも近づくぞ、ということらしい。 小国の知恵だ。 デモクラシー誕生の地。 どうなるのか、わからない。 こういうのを予断を許さないというのだろう。 エライことだ。 |
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