![]() |
2015.06.25 Thursday
自動運転車
自動車メーカーのアウディと、グラフィックスプロセッサーのNVIDIAという会社が、自動運転車を開発している。
既に、ホンダのジェイドでも高速道路ならそこそこ自動運転できるのは体験したのだが、一般道は何が起こるかわからないから、難しいと思う。 しかし、アウディは2015年1月に、シリコンバレーからラスベガスまで、約900km自動運転で走ったらしい。 これには一度に12台ほどのカメラを処理できる、NVIDIAのチップを積んでいると思う。 テスト車のA7は、レーザースキャナー2個、中距離レーダー4個、トップビュー用カメラ4個、長距離レーダー2個、3次元ビデオカメラ1個、超音波センサー4個、GPS1個、近距離レーダー2個の20個のセンサーを積んでいるとのこと。 すごい装備だ。 これだけのセンサーを積まないと、リアルワールドの一般道は走れないということだろう。 そう考えると、人間の目と脳はすごい。 センサー類はクルマの前と後ろに付いていて、3次元ビデオカメラだけがフロントウィンドウに付いている。 後ろにも目があるということになって、自動運転の方が安全という気もする。 実際に走るときには、交通標識を認識したり、車線を認識したりするのはもちろんのこと、信号や矢印を認識して止まったり、発信したりする必要がある。 そして、自転車やバイク、そして歩行者をよけたり、止まったりもしないといけない。 誰も走っていない夜中に走破したわけではないのだ。 スゴイ技術だ。 それも、もう開発済みだ。 飛び出してきたものが人間のなのか、自転車なのか、イヌなのか…、それを学習するのがディープ・ラーニングというシステム。 人工知能で自ら学習する。 教えるよりも、機械に自分で学習させたほうが早いということだ。 まあ、アメリカだから、歩道を歩いている人も少ないし、自転車なども少ないだろう。 だから、900km行けたのかもしれない。 クルマ社会だからなあ。 それにしても、ナビで行き先を告げたら、あとは自動でいけるという時代がもうすぐそこまで来ている。 技術的な問題というより、法的な問題をクリアしないといけないだろう。 一番簡単なのは、人が乗って、見ていることだ。 自動モードは人が介入した時点で切れる。 そうすると、責任が明確になるし、法的には自動化しやすい。 とりあえず、運転を知っている人がドライバー席に座って、監視しながら自動運転で…、という形ならもう数年以内に実用化しそうな勢いだ。 それにどれだけの価値を見出すかだが…。 無人運転はまだ難しいかもしれない。 それは、技術的というよりも、法的に難しいような気がする。 しかし、そういう未来がもうすぐそこに来ているということだ。 エライ時代や。 |
![]() |