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2015.06.14 Sunday
パルロ
歳をとって会話がなくなると、認知症になりやすくなる。
会話が感情を刺激し、脳に神経細胞を作る。 それが認知症を防ぐということだ。 しかし、高齢者になるとなかなか会話の相手がいない。 いても会話が続かなくなったりする。 ペットも効果があるが、話が一方的になる。 そこで、新たに出てきたのがロボット。 介護現場ですでに導入されているロボットがある。 パルロという。値段が67万円。 このロボットは顔と声を認識して名前を覚えるらしい。 そして、人が話したことを記憶し、次に会った時にそれに基づいて話すことができる。 言ったことに対して0.4秒で反応する。 インターネットにつながっているから、ニュースを伝えたり、天気予報を聞いたり、メールをチェックしたり、カメラを内蔵しているから写真を取ったりできる。 ちょっと高いが、高齢者施設ですでに活躍しているとのこと。 MIT(マサチューセッツ工科大学)でも研究している。 今年の12月に5万円くらいで発売される予定のロボットもある。 ジーボという名前。 形がユニークで、顔がスクリーンになっていて、その時々の気持ちを表す。 これはこれで、とてもよく出来ているように見える。 残念ながら英語なので、英会話の練習にはなるだろう。 日本語版が出れば、これはほしい。 そして、タカラトミーとdocomoが開発して、10月に1万9800円で発売されるのが、「OHaNAS」というロボット。 会話ができる小さなロボットとしては、破格の安さだ。 docomoの会話解析技術を使って、スマホ経由でネットにつないで使う。 本体からBluetoothでスマホからサーバーに行って、答えはサーバーから返す。 スマホに機能を分担させる分、安くできるんだろう。 安い分、ちょっと不自然な感じもあるが、かなり賢い。 やっぱりパルロが機能的には一番すごいが、値段も高い。 MITの日本語版は難しいだろうなあ。 OHaNASは安いが、まだちょっと…。 でも、この機能がもっと進めば、安くてもっとまともに会話ができるロボットというのは10年後には実現しそうだ。 ということは、歳をとっても話し相手には困らない。 これはいいことだ。 認知症は減るのではないか。 |
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