考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
モノのインターネット
ちょっと前のクローズアップ現代でやっていたが、小松製作所のクレーンやブルドーザー、その他の重機には各部分にセンサーが取り付けられており、全世界からデーターが東京の本社に飛んでくるとのこと。
それを解析して、メンテナンス情報を得たり、製品のどこが壊れやすいかを解析したり、どこでどう使われているか知ることで、新機種の提案をしたりできる。
さらに、地形データーを組み合わせて、地面を掘って何かの工事をするときには、作業の順序などを指示したりまでするらしい。

アメリカのジェネラル・エレクトリック(GE)は、メーカーはすべてソフト会社になるべきだ、という。
売った商品から、自社にデーターを送り、それを使う。
GEの場合は、ジェットエンジンが例に挙げれていた。
小松製作所の重機と同じように、飛行機のエンジンのデーターが本社に飛んでくる。
それを解析して、燃費の良い飛行ルートを提案したりできる。
実際に台湾の航空会社はそれで燃費がよくなった、と言っていた。

さらに工場のライン等でも、インターネットを使って効率を上げる仕組みを作ろうとしている。
アメリカとドイツが規格化をめぐって争っているということだ。
モノのインターネットとは、こういうことなのだろう。

日本は応用は得意だが、仕組みを標準化するということはからっきしダメだ。
技術を公開して(オープン化)、共有し、みんなで改良していく、というような文化がない。
もちろん、そういう利益を度外視したいい面ばかりではなく、本音のところはちゃっかり儲けているのだが、そういう文化があるからこそ、オープン化の動きができる。

これから、どこまでそういう動きができるかで、力関係が決まってくると思う。
携帯電話の通信方式も、テレビのハイビジョンも日本に技術はあったが、世界標準にするのに失敗した。
単に「いいもの」を作っていればいいというのではない。
それを広げていく努力をしないとイケナイ。

工場の合理化は日本の得意な分野だった。
今もそうかもしれない。
でも、生産機械どうしが通信してものを作ったり、ものと生産機械が通信して仕様を決めたりする、そういう仕組みも考えないといけないのだろう。

インターネットの進化は恐ろしい。



| | 考えたこと | 00:44 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235805
トラックバック