考えたこと2

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ミュージックセラピスト
アメリカにはミュージックセラピストという職業があるらしい。
FMシアターというラジオドラマでやっていた。

病院などで、死の床についた人に音楽を聴かせる。
人が最後まで持つ感覚が聴覚であって、寝たきりになった人でも音楽に反応することがあるらしい。
死ぬ前は何かを聞くことしかできないのだろう。

ミュージックセラピストは何回かのセッションを患者に提供する。
思い出話を聞き、音楽をチョイスする。
そして、病室で歌う。

原作は「ラスト・ソング 人生の最期に聴く音楽」という、日本人でアメリカにわたって、実際にミュージックセラピストとして活躍している人が書いた本だ。
セラピストは患者に癒やしを与えるだけでなく、患者から多くのことを学ぶという。

ぼくは音楽が好きだが、最期に聴く音楽は何がいいだろう。
洋楽なら、霧のサンフランシスコだが…。
でも、やっぱり日本の音楽だろう。
年をとると、昔の歌謡曲に戻っていくんだろうか…。
物心ついた時には加山雄三とか、グループサウンズが流行っていた。
しかし、その頃は音楽にそう興味がなかった。

音楽に興味を持ちだしたのは、中学になってから。
最初にファンになったのは吉田拓郎だった。
でも、あんな理屈っぽい歌詞を死ぬときに聞きたいとは思わない。

最初のアイドルは天地真理。
今はもう一つだ。

やっぱりスローなバラードがいいだろう。
あんまりアップテンポの曲は死ぬ前にはそぐわない。

小田和正の「静かな場所」などいい感じだ。
歌詞の最後も「いま時のたびに また出ていく」という、死出の旅にふさわしい。

歌詞ということならマイウェイもいいのだが…。

あまり知られていないが、Hi-Fi Setの「遠くからみちびいて」という曲が好きだ。
一度このブログにも書いたことがある。
あの曲は聞きたいなあ。

でも、その時聞いた歌が、いい歌だと思えるんだろう。
最期の歌を聴かす、ミュージックセラピストか。

いい仕事だと思う。



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