考えたこと2

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人工知能のコピーライター
コピーライターという職業が一般的になったのは、1980年代だと思う。
ぼくが初めてコピーライターという言葉を聞いたのがその頃だったからだ。

それまでコピーというと、コピー機でコピーすることだった。
でも、その頃からコピーという言葉の意味が増えた。
「このコピーはスルドイ」というような言い方は、今は通じるが70年代は通じなかったと思う。
コピーという言葉に、キャッチフレーズというような意味がついたのは、80年代になってからのことだろう。

その頃、コピーライターという仕事は花形だったと思う。
カタカナ言葉の職業でも、イラストレーターとかと並んで上位だったろう。
これこそ、人間的な感覚が試される仕事だと思っていた。
コピーには、客観的な優劣がつけにくいが、感覚的にいいものはある。

でも、そのコピーライターの仕事が人工知能に置き換えられているというが記事あった。
Persedoというプログラム。

「50万もの文章を8年かけてデータベース化し、2年かけてプログラム開発したという。感情の変化なども分析されている」
「しかもその実力は、コピーライターが書いたフレーズと比較テストをしたところ、驚くべきことに、95%の確率で自動生成されたフレーズのほうが効果が高い」

エライことになったものだ。
人間の感覚まで、人工知能に置き換えられようとしている。
単純な事務仕事は完全にコンピューターがやって、人間はデーターを入力するだけだ。
それが、宣伝のキャッチコピーを作る、というような仕事まで出来るようになってきたということだ。

これも、Webという媒体があるからだ。
Webには毎日人々の意見や感想が入力される。
それらを分析してやれば、こういう言い方が感情に訴えられるというようなフレーズもわかるようになるんだろう。

山本夏彦が、インターネットは深く社会を変えていくもの、と言った。
早くも90年代にそう言っていた。
本当にそうなりつつある。

ぼくらの想像以上に、世の中を変えていく存在。
それがインターネットの良さであり、怖さでもある。

人間に使いこなせるのだろうか…。



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