考えたこと2

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エレキベース
一時エレキベースをやろうと思ったことがある。
20代の後半だったか…。

当時チョッパー(今はスラップというらしい)が流行っていた。
エレキベースは人差し指と中指の2本指で弾くか、ギターのようにピックで弾くのが当たり前だったが、チョッパーは親指の腹の部分と人差し指を交互に使って弾く、特殊な奏法だった。
ラリー・グラハムという黒人のベーシストが、ぼくが聴いた最初のチョッパーで、めちゃくちゃカッコ良かった。
低い音の弦を親指で叩き、人差し指で高い音の弦を引っ掛けて引き上げて離す。
どちらもすごくパーカッシブな音で、それを交互にやる。
ラリー・グラハムがやるとマシンガンのように音が出る。
要は、それに憧れたということだ。

幸い弦のチューニングはギターの低い方の音4弦と同じだ。
押さえるところはわかりやすい。

ぼくは手が小さいので、ヤマハのショートスケールベースを2万円くらいで買った。
普通のベースはだいぶネックが長い。
だから、フレットの幅が広くて、指が届かない。
ショートスケールなら、ギターと同じくらいだから大丈夫だと思った。

しかし、そう簡単にチョッパーは弾けない。
親指の腹の部分の皮膚が硬くならないといけないし、人差し指は強くひっぱって離すというような動きで弾かないといけない。
なによりベースの弦が太くて、押さえるのが大変だった。

そして、ラリー・グラハムのビデオを見ると、親指が曲がっている。
第一関節から先が反っているのだ。
手首を回して、親指の反ったところを当てて音を出す。
ぼくは親指が反らない。
どうやってもまっすぐにしかならない。

親指が反る反らないは、チョッパーにそんなに関係がないらしい。
要は練習で、指の形にあった弾き方をすればいい、ということだ。

でも、指の形で何となくやる気がなくなって、やっぱりギターにしようと思った。
そして、ベースはお蔵入りになって、数年後に弾きたいという人にあげた。

これがぼくのベースの物語。

というほどのものでもないが…。





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