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2015.04.22 Wednesday
プールの社会学
ジムのプールに通っていて、思うことがある。
プールにはいろんな人がいる。 ゆっくり長く泳ぐ人、早く短く泳ぐ人、練習している人、初心者、そして歩く人など。 初めてのプールは気を使う。 どのレーンに入ったらいいか、悩むのだ。 レーンにはウォーキング、ロングコース、スピードコース、ショートコース、初心者コース、レッスンコースなどがある。 時間によって、プールで体操する時間などもあって、ちょっと変わる。 歩くコースは問題が少ないコース。 追い越しはダメだが、遅い人がいると途中でターンして方向を変えて歩くことが出来る。 ここで問題が起きることはまずない。 もちろん、問題といってもそんなにあからさまにもめるのではない。 みんなオトナなんだから。 ケンカや言い合いなどもしない。 でも、なんとなく不穏な空気がただよう、そんな種類の問題だ。 仲良しグループはなんとなくある。 そうでなくても、誰かを見つけて話したいという人はいる。 一応、運動のために来ているんだが、どちらかというと話すほうが主眼という人だ。 これは圧倒的にオバちゃんが多い。 プールにいるより、ジャグジーに入っている方が長い感じの人もいる。 要は、世間の縮図みたいなものなのだ。 プールでどうやって自分が思うように運動し、回りとも軋轢を起こさず、うまくやっていくか。 これは結構熟練の技を必要とする。 まずは、メンバーを見定めないといけない。 年齢、性別、その人がどういう目的で来ているか、どれくらいの水泳のスキルがあるか、どれくらいの距離を泳いだり歩いたりするか、フレンドリーか、排他的か、中立か…。 頭の中の項目にチェックを入れていく。 それが完成するのに、半年はかかる。 そして、自分にとって得意な人と不得意な人に分ける。 そういう識別をしておいて、万一話しかけられた時の対応を決めておく。 こういう事を暇だからやってしまう。 どうでもいいことなんだが…。 |
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