考えたこと2

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単数のThey
アメリカの英語が変わりつつあるらしい。
Wall Street Journalに記事があった。
"they"という「彼ら」表す人称代名詞のことだ。
"tyey"は複数扱いだったが、これを単数で扱うという場合が増えているということらしい。

これは主に、三人称の代名詞"he"「彼」、"she"「彼女」が性別を伴うから、どちらでもなく、一般的に三人称を受けるときに"they"を単数で使うというもの。
こう書くと難しいが、事例で見るとわかりやすい。

「Nearly everyone would find that they can catch the meaning.」という文章がある。
意味は、「ほとんどの人がその意味をつかむことができるとわかるだろう」というようなことだ。
ここで、"everyone"という単数形を受けて、"they"を使っている。
ネイティブの人たちはこれに違和感がなくなってきているということだ。

ぼくらが習った時は、"everyone"は"he"で受けるということだったと思う。
"everyone"は男かどうかはわからないが、とりあえず単数だから"he"で受けるというものだ。

今は性別にうるさくなった。
スチュワーデス(女性)とかスチュワート(男性)をやめて、フライト・アテンダントという名称にしたり、議長をあらわすチェアマンをチェアパーソンという名称にする、といった具合。
その流れにそって、意識も変わってきたのだろう。

意識が変わるのが先か、それとも言葉が変わるのが先かというところだ。

でも、ぼくらの孫のまた孫の時代には、"they"は"he"や"she"の代わりに使うことができる、ということになっているのかもしれない。

言葉は世に連れ、世は言葉に連れだ。


| | 英語 | 22:34 | comments(0) | trackbacks(0) |

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