考えたこと2

2024.9.24から、今までhttp:で始まっていたリンクが、https:に変わります。申し訳ありませんが、リンクが見られないときは、httpsに変えてみてください。
CALENDAR
<< April 2025 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
+RECENT COMMENTS
+CATEGORIES
+ARCHIVES
+PROFILE
+OTHERS
メール便の廃止
ヤマト運輸がメール便を廃止することになった。

当局が(郵便局を守るために)「信書」という基準を明確にせず、このままいくと送り主が刑事罰に科せられる懸念がある、というのが主な理由とのこと。

ヤマト運輸といえば、宅急便を作り、長いこと国と争った会社。
その中心人物の小倉社長は会社をやめてからも、福祉に力を入れ、障害者の雇用環境を改善しようと頑張った人。
「福祉を変える経営」という本は本当に興味深かった。
福祉の給料が安い、ということに関して講演会で「まず、社員にちゃんと給料を払ってから、残りのお金で経営しなさい」と言ったという。
福祉法人の中には、耳が痛いところもあるだろう。

この人が運輸省、郵政省と戦って、宅急便を立ち上げていなかったら、アマゾンの通販などは日本ではできなかっただろうと思う。
より便利でみんなが使いたいサービスを追い求めて、みんなのために戦った会社がヤマト運輸だ。

今、安部総理は岩盤規制を破ると言っている。
でも、最初はこの「信書」の規制緩和もリストに入っていたのだが、なぜか途中で無くなったらしい。
この規制をなくす、あるいはもっとわかりやすいものに変えれば、メール便などのサービスは継続できる。
それが、うまくいかない。
ヤマト運輸側も、当初は「信書」の郵便局独占は廃止すべきという意見だったのだが譲歩して、あるサイズ以下は信書扱い、という基準を作ろう、という意見に修正したのだが、それも蹴られたらしい。

この秋に日本郵政グループが上場して、民間企業になるという。
今でも郵政事業は不調のはずだが、「信書」を独占しないと危ないということになったのか。
郵政族が活躍したことは想像に難くない。

ヤマト運輸はメール便の廃止に伴って、新しいサービスを始めるとのこと。

今まで新しいサービスを始めたら、顧客の側から新しい利用法がでてきたとのこと。

クール宅急便は今では精密機器の輸送もやっているらしい。
なるほど。
こういう形で、新しい商売ができていくのか。

安部首相も岩盤規制を突き崩すというのなら、まず民間から提案されているものをやるべきだ。
それができないなら、選挙目当てのプロバガンダと言われても仕方がない。

ヤマト運輸は頑張ってほしい。


| | 考えたこと | 23:14 | comments(0) | trackbacks(0) |

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://hdsnght1957kgkt.blog.bai.ne.jp/trackback/235679
トラックバック