考えたこと2

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STAP細胞の真相
3月号の日経サイエンスに、STAP細胞は最初から存在しなかったという事実の詳細な報告記事が出るらしい。

ことの発端は、横浜にある理研の統合生命医科学研究センターの上級研究員が、2014年の6月に、論文の共著者の若山山梨大教授から届けられたSTAP幹細胞の遺伝子配列のデーターを見て、おかしな事に気づいた、ということ。
それをこの研究者が、論文の共著者の若山氏にすぐに報告した。
6月30日に、理研が「論文は撤回するので新たな調査はしない」と言っていたが、一転して論文の予備調査に入ると発表したのは、この報告と関係があるらしい。

3つのグループが、この疑問を究明したが、12月末までに同じ結論にたどり着いたとのこと。
STAP細胞と言っていたのは、もともとあったES細胞だった。
これは元理研にいた研究者が、2010年に理研を出る時に「置き忘れたのかもしれない」と言っているものだ。
でもこの細胞が入っていたチューブのラベルは、その研究者が書いたものではなく、どうして小保方さんの冷蔵庫に入ったかもわかっていないとのこと。

結局、限りなくクロに近いグレーということだ。
時代劇なら、お奉行さんが「正直に白状いたせ」と言って、犯人がへへー、というところ。

理研が小保方さんを免職できなかったのは、きっと理研のサイドの問題もあからさまになるからだろう。
これは、もちろん間違った判断だと思う。
これだけ世界を驚かせ、結果的に迷惑をかけたんだから、徹底的に原因を追求し、なんで起こったのかということを解明しないといけない。

そうでないと、また同じことが起こる。
組織に自浄作用がないのだから。

一般には、そういう処置をしても、再発するのだから、理研はもっと再発の可能性が高いということだ。
必ず起こる、と言ってもいい。

何度も言うが、研究者というのは、研究以外のことはできない。
よほど優れた研究者なら、研究も管理もできるのだろうが、そんな人はほとんどいないと思う。

管理体制を見直し、管理の事務ができる人を入れて、権限を持たさないとダメだ。
そんなの、当たり前の話。

情けないなあ。

1月26日の日経の記事によると、「STAP細胞問題に絡み、論文作成に使用した胚性幹細胞(ES細胞)を盗んだとして、理化学研究所元上級研究員でNPO法人理事長の石川智久氏(60)が26日、窃盗の疑いで理研元研究員、小保方晴子氏(31)に対する告発状を兵庫県警神戸水上署に提出した。県警は受理したかどうかを明らかにしていない。
 告発状などによると、小保方氏は2011〜13年ごろ、若山照彦・山梨大教授の研究室からES細胞を窃取。このES細胞が混入された細胞サンプルを若山氏に渡して実験を行わせ、STAP細胞に関する論文を英科学誌ネイチャーに発表したとしている。」となっている。

この告発が受け入れられたら、実際に盗んだかどうか、警察が調査するのだろうか。
そうすれば、この問題に白黒がつくのだろうか。

そうなるべきだろう。

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